2017年4月15日(土)2回阪神7日11R第22回アンタレスステークス(G3)を制したのはモルトベーネ。当日は3R前後に雨が降るなど、パサパサのダートではありませんでした。ディープスカイ産駒はこれがJRA重賞初勝利ですか。ジャパンダートダービー、全日本2歳優駿などダートでの活躍が目立ちますね。M.デムーロ騎手は今年早くも重賞7勝目。横で谷村さんが「またデムーロか」と仰ってました(笑) それではレースラップです。

1.49.9(12.5 – 10.8 – 13.0 – 12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.1 – 12.0 – 12.5)

 2ハロン目の10秒8、3ハロン目の13秒0は、スタート直後のストレート、そして1コーナーに差し掛かるといったコース形態によるものなので、別段例年と変わりありません。テンが36秒3-48秒8で、上がりは48秒7-36秒6の平均ペース。先行したショウナンアポロンモンドクラッセがしんがりとブービー、直後にいたマイネルバイカが13着でしたが、その外にいたリーゼントロックアスカノロマンが4着、5着ですし、内めでロスなくとはいえ、モルトベーネも同じような位置取り。前2頭が弱かったといえそうです。

 モルトベーネは直線でうまく前が開きましたね。快勝です。逆にロワジャルダンは開いたスペースに入ろうとして前にいたモルトベーネに先に入られてしまいました。最後は伸びていますから少し勿体ないレース。ロンドンタウンはうまく外に持ち出して渋太く伸びてきました。アスカノロマンは追い比べでリーゼントロックに遅れをとったように物足りない内容。少し疲れがあったかもしれません。

 1番人気のグレンツェントは直線で外へ。展開的には外の差し馬には厳しいレースだったと思いますし、斤量の58キロも影響していたかもしれません。それにしても、これだけ負けるということは体調面もどうだったんでしょうか。ミツバは後方2番手から、勝負どころでついていけず、直線は大外へ。一応、上がりは2番目に速かったのですが、特に見せ場はありませんでした。この馬にはちょっと忙しい流れでしたね。

text by 小林 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。