2022年5月28日(土) 3回中京7日

 前半33秒2─後半35秒0のハイペース。差し向きの流れ。トップキャストが飛ばして、ウラカワノキセキ、ウインモナーク、ジャスパークローネが追いかける形。先行勢ではウインモナークが唯一掲示板を確保。これは評価していいでしょう。松岡騎手によると、「前回の具合を維持できていれば良かったのですが、若干下降気味に感じました。力はある馬ですし、休ませて帰ってきたら、また期待したいです」とのことで、上昇余地も大きそう。

 勝ったウインマーベルは先行集団の後ろを追走。スムーズに立ち回れましたし、ラスト1ハロンで抜け出し、終わってみれば後続に2馬身半差の完勝。これまで崩れたのは不利があったファルコンSだけ。スムーズな競馬さえできれば短距離で底を見せておらず、今後もスプリント戦線で楽しみな一頭です。

 コムストックロードは中団の内めを追走。4角で前が詰まりかけましたが、直線に向いてバラけてからは勝ち馬の後ろを追走して伸びてきました。橘Sは5カ月ぶりで南W5ハロン60秒台が3本。今回は中2週で2本。体調も上向いていたのでしょう。初めての1200mもまったく問題ありませんでした。

 ブレスレスリーは3コーナーあたりでは勝ち馬の外。M.デムーロ騎手は、「3~4角で少し狭くなるところがあって、そこでリズムを崩してしまいました。もったいなかったです」とのことでしたが、仮にスムーズだったとしても②着争いまでだったでしょうか。ちなみにデータ室はこの馬の単複推奨でした。

 人気の一角コラリンは⑬着。スタートで大きく出遅れて、道中は後方を追走。それでも、あまり追走に余裕がありませんでしたし、その後も勢いをつけたいところで、つけられませんでした。今回は骨折明けですし、同情の余地があります。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。