ひとり勝負レースGP(仮)

曜の狙い目~

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

 

4月30(日) 新潟  9R 

五泉特別(ダ1,800m)

 

◎  3  タケルジャック

 

 新聞紙面上で予想印が載るようになって、かれこれ20年弱になるだろうか。いまだに本命はこんな馬を選ぶ、ヒモの三角はこういう馬!というような確固たる定義が私にはなく、定期的に細かなマイナーチェンジを繰り返している。“バッティングホーム”を改造するのと一緒にしては野球選手に失礼なのだが、一時的にうまくいって的中率、回収率が上がってもそれは永遠ではない。そんな私とは真逆に頑なにフォームを変えないという人もいて・・・それもひっくるめて、某社の看板評論家の方は『競馬は一生勉強』と仰ったが、まさにその通りだと思う。

予想を打つ上で諸先輩から口酸っぱく言われたことのひとつに、“印は点で打つな、線で打て”というのがある。簡単に言うと、皐月賞でノーマーク・無印にした馬が好走したからといって、日本ダービーで本命にするのはアカーン!つまり結果に翻弄されてコロコロと評価を変えてしまうのはいかがなものか?ということ。語弊がありそうだが、単純に当てる競馬と、本質を考え、語っていく伝えていく競馬の違いというのだろうか。その点は肝に銘じている。

が、である。前回の中山・利根川特別では無印にしていたタケルジャック。結果は先行勢に有利な馬場状態、展開の中、後方から外を回して追い上げ、②着に浮上したのだ。15番人気という低評価を覆しての激走。これを見抜けず、悔しい思いを胸に昨年使っていた競馬ノートを開くと、こんなことを書いていた。原騎手『パサパサの馬場より湿った馬場が合いますね』そうなのである。タケルジャックの激走はこれが初めてではなかった。昨秋の新潟ダ1800m戦。稍重の軽いダートだったが、11番人気単勝オッズ101倍ながら②着に好走。勝ち馬は今をときめくプロミストウォリア。これには届かなかったが、馬連18,970円の高配当を演出している。まったくもってこの点を失念、抜け落ちていたことを後悔した。ちなみにタケルジャックは同じ新潟ダ1800m戦に連闘で臨み、きっちりと勝利をモノにしている。この時は5番人気だった。

完全なる後追い、評価の掌返しは本当に恥ずかしいのだが、とにかく利根川特別のレース内容が素晴らしい。また一戦燃焼型でなく、二番の利くタイプでもある。新潟競馬場は未明からの雨によって日曜7時現在、既に稍重。単勝、複勝とも配当は前回の10分の1以下だろう。それでも、勝ち切ってくれると信じて狙う。ちなみに“五泉特別”は過去4年、5枠が必ず連対している!そんなオカルトも生かした馬券を買ってみる。外れたら、藁をもすがる思いで迷走した私の事を笑ってほしい。

 

券 種 買 い 目
単 勝
馬 連 ➂-⑧⑨

 

 

 

藤原 有貴

藤原 有貴

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