スタートから2ハロン目が最も速くなる。その後はコーナー手前から徐々にペースが落ちて、直線の立ち上がり残り3ハロンから再びペースアップ。しかし、ラスト2ハロンは失速。緩むといっても1ハロン12秒が1度あるかないか。その上でペースが上がる為に最後は脚が上がる、そんな形でしょうか。
瞬発力勝負にはなりにくい。切れよりも持続力重視。ただし、基礎的なスピード能力は言うまでもなく重要。◎はアウトライアーズ。折り合い面を考えても距離短縮はプラスでしょう。すぐにトップスピードに入るNHKマイルCのラップもこの馬には合っていると思います。皐月賞は大外から追い込む競馬。あの展開、馬場ではさすがに無理がありました。抜けた馬がいない今回は十分勝ち負けになっていい。○はプラチナヴォイスは未勝利戦をレコード勝ち。スピードの裏付けは十分ですし、皐月賞も着順ほど悪い内容ではありませんでした。生粋のマイラーのような切れ味はありませんが、このレースに限っては問題ありません。▲アエロリットは東京マイルの適性だけなら◎以上とも言えるでしょう。桜花賞の着差は0秒2でしたが、それ以上の走りを期待できます。はリエノテソーロは前走がいかにも叩き台といった調整。その分、前走はラストで甘くなりましたが、上積みは大きく、スピードといった点でもヒケは取りません。ガンサリュートも気になりましたが、大外枠の分だけ評価を落としました。
馬がどんどん変わる3歳の時期だけにラップから適性を探るのは古馬よりも限界があると思いますが、予想の一助になればと思います。