3月8日(日曜)に中山競馬場で行われた第63回GⅡ弥生賞ディープインパクト記念(芝2000m・3歳・馬齢重量・晴れ・良馬場)はバステールが優勝。管理する栗東・斉藤崇史調教師は弥生将ディープインパクト記念は初勝利。騎乗した川田将雅騎手ともに当レースは3勝目となった。バステールは北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング

 

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

 

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【展開・ペース】 メイショウソラリスステラスペースがハナを争ったことで流れはそれほど緩まずに平均ペース。たあ、少し離れた3番手以降はペースは遅く、直線は追い比べになりました。


 

 

【レース分析】 バステール(3番人気)はキタサンブラック産駒らしい均整の取れた造り。身のこなしは滑らか。2戦続けて出遅れていましたが、今回は五分のスタートを決められました。そこから脚をためて後方待機策。ライヒスアドラータイダルロックをマークするようにして追走。直線入り口でバリオスを弾くようにして進路を確保すると、ライヒスアドラーの外から鋭く伸びて突き抜けました。

 

 

「追い切りでも、とても難しい面がありますし、当週乗ったのは僕ではないですが、より難しい面を出しながらの追い切りでしたので、それをパドックでも返し馬でもレースが始まるまでずっとケアしていたという感じです。調教段階が乗り難しい分、良さを感じづらいタイプですが、レースに行ってこれくらいの脚を使える動きになって、初めて少し良さを感じたなというところです。体も心も幼くて、これから成長していく馬だと思いますが、その状態でこれだけのパフォーマンスを出せるのは素質の高さだと思います。まずは無事に皐月賞に辿り着いてほしいと思いますし、どれくらい時間がかかるか分からないですが、しっかりと育った時にはとてもいい馬になるだろうと思っています川田騎手はレース後にコメント。最終追い切りは難しさを出した分、ラストの伸びが今ひとつ。その点からも関東圏への輸送がある中で能力を出し切れるかどうかがポイントでした。その点をあっさりとクリアし、最高の結果を出したわけですから鞍上の言葉通り、バステールのポテンシャルは相当に高いですね。

 

バステールの血統表

 

ライヒスアドラー(2番人気)は緩さがなくなって馬体に実が入り、精神面でも落ち着きが出てきました。スタートで挟まれるような格好になりましたが、すぐにリカバーして中団を追走。前走の轍を踏まないように早めに外に持ち出し、アドマイヤクワッズをピタリとマーク。アドマイヤクワッズに競り勝ったものの、最後は勝ち馬の決め手に屈しました。1番人気アドマイヤクワッズは動きに重厚感があって好馬体の持ち主。3番手を進み、後続にマークをされる形に。③着に敗れましたが、これは展開のアヤもあった印象。距離をこなし、皐月賞本番に向けて脚は測れましたから収穫のある一戦でした。

 

 

タイダルロック(4番人気)は雄大な馬体を誇り、脚運びは軽快そのもの。結果は勝ち馬から0秒3差④着。直線に向いてからスムーズに捌けていれば際どい勝負になっていたはず。ただ、段々とレースを覚えており、着実に成長していますね。モウエエデショー(10番人気)はまだ気性の幼さが残っていますが、活気は十分。終い勝負に徹して0秒3差まで追い上げました。未勝利を勝った直後の重賞でここまで走れれば立派ですね。

 

 

 

text by 京増 真臣

 

 

  

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