降級制度廃止でどう変わった?

 昨年までは夏競馬が始まると、4歳馬は収得賞金が半額となり、それによってクラス下がり、相手関係が有利になるケースがありました。所謂、降級制度ですが、今年からその制度が廃止となりました。ここでは、夏場競馬が始まる6月第1週~7月6日(昨年は7月7日)までの勝ち馬頭数を比較して、その影響を探りたいと思います。

 

1勝クラス・500万 2018年(103R) 2019年(91R)
3歳 38頭 52頭
4歳 53頭 25頭
5歳 10頭 13頭
6歳 1頭 1頭
7歳 1頭 0頭

 

2勝クラス・1000万 2018年(35R) 2019年(40R)
3歳 10頭 19頭
4歳 15頭 11頭
5歳 6頭 7頭
6歳 3頭 2頭
7歳以上 1頭 1頭

 

3勝クラス・1600万 2018年(16R) 2019年(16R)
4歳 8頭 10頭
5歳 6頭 4頭
6歳 0頭 1頭
7歳以上 2頭 1頭

 

オープン 2018年(13R) 2019年(14R)
4歳 3頭 5頭
5歳 6頭 4頭
6歳 3頭 4頭
7歳以上 1頭 1頭

 

 下級条件では明らかに3歳馬の勝ち星が増えて、4歳馬の勝ち星が減っています。サンプルこそ少ないですが、逆に3勝クラス以上になると4歳馬の勝利が増えているのは偶然ではないでしょう。想像通りと言えば想像通りですが、ハッキリと数字で確認すると納得がいきますね。