最初の1ハロンから13秒台のラップが1つもありません。今年は非常にハイレベル。シュヴァルグランの福永騎手、この緩みのない流れでライバルよりも前で運び、更に先に動くという馬の持ち味を最大限に生かした騎乗。素晴らしかったです。しかし、それをまだ余力を残して差し切ったサトノダイヤモンド。強いですね~。トーセンバジルは直線で外にヨレ気味になりながらも頑張っていました。タマモベストプレイはこの流れを前で受けてあそこまで粘るんですからスタミナがあります。サトノダイヤモンドは最初のコーナーで行きたがるなど決して長距離戦がベストとはいえないでしょう。結果的に強さが際立つことになりましたが、更に距離が延びる天皇賞・春で、シュヴァルグランらライバルがどう立ち回るのか注目ですね。
前半1000mの通過は61秒台。しかし、
3番手から悠々と抜け出してきたキタサンブラック。1角手前で外からサクラに来られましたが、うまく対処して、すぐに折り合いました。その後はまったく危なげなし。最大のライバルと目されたマカヒキが本来の伸びを欠いたこともあって完勝でしたね。
良馬場で3分35秒2はかなり遅いです。逆にレースの上がり34秒4は過去10年で最速と典型的なスローペースからの瞬発力勝負。アルバートはトップハンデの58㎏を背負って桁違いの末脚。ラブラドライトは先行して一旦は先頭に立ち、2着に粘り込みました。速い上がりに対応できたのは収穫といえますが、ハンデにも恵まれた印象。ファタモルガーナはこれでこのレース⑥②③⑦着。9歳馬で頑張っています。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。