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藤原有貴 2月19日の推奨馬

ひとり勝負レースGP(仮)

曜の狙い目~

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

 

2月19(日) 阪神  11R 

大和ステークス(ダ1,200m)

 

◎  13  チェイスザドリーム

 

 2走前の⑬チェイスザドリームはゲート内で暴れて馬体検査。繊細な牝馬がこうなってしまってはレースに集中するのは難しい。外枠発走から無難にスタートを決めてハナを奪おうとした次の刹那、内の同型が先手を主張してきた。ムキになってしまっているから引くに引けず、2頭で競り合う形に。結果的にオーバーペースが祟り、失速してしまった。デビューから①②①①着と順調に白星を重ねてきたところで初めて壁にぶつかった格好。しかも牝馬である。精神的なダメージを引きずってしまい、以降は本来のパフォーマンスを発揮できないケースを沢山見てきた。ところが前走のフェアウェルSは2番手から力強く抜け出して勝利。きっちり立て直した陣営の手腕は見事だが、当時(有馬記念ウィーク)は雪の影響で栗東から中山まではいつも以上に時間がかかったとのこと。そんな厳しい状況下でも平常心でレースに臨み、結果を残したあたりは数字には表れない“強さ”と言える。重賞級の素材であることを再確認させられた。さて、今回はOP特別だが、超の付く難敵は不在。阪神なら輸送距離が短く、ストレスは軽減されるはずであり、しかも日曜は雨予報。彼女のスピードが存分に生かせる舞台設定となるだろう。

さて僕の昔話で恐縮だが、小さい時はとにかく走るのが遅く、かけっこが大の苦手であった。恐らく、この令和の時代に生まれていたなら足が速くなるスニーカーを買ってくれ!買ってくれ!と、靴屋さんで母親に必死の形相でお願いしていたのではないだろうか。自分が鈍足であることがとにかく辛く、正直、両親を恨んだこともあった。そのあたりのコンプレックスが強いからこそ福島千里さん、マリオン・ジョーンズさん、シェリー・アン・フレーザー・プライスさん、そしてチェイスザドリームのような足の速い異性に妙に惹かれるのかもしれない。時は流れ、小学校高学年のある日、体育の授業で校庭を何周もする800m走を行うことに。序盤はスイスイ進むが、途中から同級生たちは足が止まって失速。歩くようにして周回する子たちも多かった。が、何とも不思議なことに僕は息が保つというのだろうか、苦しいけど、いくらでも頑張れるのである。結果はなんと1位!!スピードはないけれど、持久力には恵まれていたのだ。この時は本当に本当に心の中で両親に懺悔し、そして感謝したものだ。その後は800m走の県大会に出場することに。さすがにベスト8に入るような走りはできなかったが、大きな陸上競技場で学校代表として出場した思い出は誇りである。時は流れて令和5年。ベッドの上で目覚め、寝ぼけ眼で時計を見て焦る。もう出社しないといけない時間ではないか。急いで着替えて自宅を飛び出し、駅へとダッシュ!しようとした次の瞬間、足が縺れて転倒。あの頃の記憶の僕はスイスイと走っているのに・・・情けない。もうこうなったら遅刻も覚悟の上よと腹を括って職場へは普通に向かい、会社に着くや否や息を切らし、藤原!めちゃめちゃ急いで来ましたよ!感を演出したのだが、同僚、先輩はポカンとした表情。なんとその日、僕は出社しなくてもいい休日。ダメなのは衰えの顕著な運動神経よりも記憶力の方だった。

 

券 種 買 い 目
馬単(①着固定) ⑬→②⑧⑭
3連複(フォーメーション)

⑬-②⑧-②⑧⑨⑪⑫⑭(9点)

※資金に余裕のある方は⑬の1頭軸流しと⑧-⑬のワイドも購入を!

 

 

 

藤原 有貴

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