藤原有貴 7月9日の推奨馬（23年）

ひとり勝負レースＧＰ（仮）

～日曜の狙い目～

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

7月9日(日) 福島  12Ｒ 

彦星賞（芝1,200ｍ）

◎  10  インプロバイザー

　日曜の福島最終レース。たしかに先行タイプは揃った。差し有利と見るのが妥当だろう。ただし、展開に左右されない、無力化するような好素材がいたなら。その期待をかけたいのがインプロバイザー。

とにかく驚いたのが2走前の阪神戦。ハナを切ったのは先日、CBC賞を制したジャスパークローネ。前半3ハロン通過は何と33秒0。馬場は違えど、これは前年11月のGⅢ京阪杯よりも速く、2勝クラスとしては超の付くハイペース。これを手応え良く3番手で追いかけ、アタマ差②着に踏ん張った。舞台は急坂の待つ阪神である。スプリント重賞を2勝した母リトルゲルダもまた新潟、小倉で活躍し、4歳以降は舞台を選ばずに走れるようになっていった。若い頃にあった平坦巧者のイメージを払拭し、坂コースを克服した姿は現役時代を思い出させる。4歳を迎えて馬体もひと回り幅が出てパワーアップ。前走の直線競馬は内枠と道悪に泣いた格好。良馬場の6ハロン戦に戻って力を出し切れば自ずと結果はついてくる。

藤原　有貴

藤原 有貴のプロフィールはこちら