瞬発力勝負の傾向だが、中盤も極端に緩むことはない。コスモイグナーツが主導権を握る今年も淀みのない流れ。切れ味に加えて、ある程度のスタミナが必要。過去10年の上がり最速馬は③①②⑤③④②②①①着。これまでに中盤で13秒台がなく、終盤で約１秒の加速があるレースで好走した馬に注目したい。血統的にはサンデー系の種牡馬にスタミナ系牝馬の組み合わせが狙い。推奨馬にはゴーフォザサミットを挙げたい。
ゴーフォザサミットが勝った百日草特別のラップは以下の通り。前述の条件をクリアしている。また、父はサンデー系のハーツクライ産駒で、昨年優勝したスワーヴリチャードと同じ。半兄にはG2時代の大阪杯を制し、G1宝塚記念３着、G1安田記念２、３着のショウナンマイティがいる。祖母Alleged Devotionは未出走だが、半妹のBalanchineは1994年の愛ダービー、英オークス勝ち、半弟Romanovは愛2000ギニー３着、英ダービー３着という良血で、スタミナに富んだ牝系。血統面も高く評価できる。
2.00.9（13.2-12.3-12.1-11.6-12.4-12.7-12.5-11.4-11.1-11.6）
text by 小林