2018年9月3~9日のニュース

台風21号の影響で開催順延、払い戻し休止

キクノストームが園田へ移籍

北海道でM6.7の地震が発生

蛯名騎手が調教師試験受験を発表

ヤマカツエースが引退、種牡馬入り

服部寿希騎手が初勝利

サマーシリーズが終了

ロンドンタウン、モーニンが韓国GⅠ優勝

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9月3日(月)

●台風21号の影響で開催順延、払い戻し休止

 台風21号の接近に伴い、9月4日に予定されていた金沢競馬開催は5日に順延に。またJRAでも台風の影響により9月4日(火)のウインズ難波およびウインズ梅田の平日払戻サービスが取り止めとなった。9月5、6日の園田競馬も台風による停電などの影響で開催中止に。更に再開予定だった7日もシステム障害の影響で開催を取り止めた。

9月5日(水)

●キクノストームが園田へ移籍

 2015年のGⅢカペラSを制したキクノストーム(牡9・栗東・吉田直弘厩舎)がJRAの競走馬登録を抹消。園田競馬へ移籍することとなった。キクノストームは父スタチューオブリバティ、母シラーという血統。通算成績は48戦7勝(地方2戦0勝)。獲得賞金は1億6,035万5,000円。

 

9月6日(木)

●北海道でM6.7の地震が発生

 6日、午前3時8分頃に北海道・胆振地方中東部を震源とするM6.7の地震(平成30年北海道胆振東部地震)が発生。北海道では初めて震度7が観測され、死者、負傷者が多数発生。また停電、断水などライフラインがストップし、甚大な被害となった。JRAはこの地震の影響により、北海道地区(パークウインズ札幌、パークウインズ函館、ウインズ札幌、ウインズ釧路)での、9月8日、9日(日)の営業を取りやめると発表。パークウインズ札幌、パークウインズ函館、ウインズ札幌の9月10日の払戻サービスも休止となった。またホッカイドウ競馬は、ライフライン復旧の見込みが立たないため、9月11日~13日までの開催中止を発表した。

●蛯名騎手が調教師試験受験を発表

 蛯名正義騎手が9月19日に行われるJRA調教師免許試験の第1次試験(筆記、身体検査)を受験することを発表した。これまで騎手として騎乗しながら試験に向けて準備を進めてきた。

 

9月7日(金)

●ヤマカツエースが引退、種牡馬入り

 2016、2017年のGⅡ金鯱賞を連覇したヤマカツエース(牡6・栗東・池添兼雄厩舎)が競走馬登録を抹消。今後は北海道日高郡新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。通算成績は30戦7勝。重賞は上記を含め5勝。

 

9月8日(土)

●服部寿希騎手が初勝利

 阪神競馬第7Rでアロマティカス(牡4・栗東・湯窪幸雄厩舎)が1着となり、騎乗した今年デビューの新人・服部寿希騎手が3月3日の初騎乗以来144戦目にしてJRA初勝利を挙げた。


服部騎手のコメント「これまでたくさん乗せてもらっていたのにチャンスをものにできていなかったので、初勝利を挙げることができてホッとしています。競馬学校時代からお世話になっていた所属厩舎の馬で勝てたので何よりも嬉しいです。この馬は調教で乗っている時からチャンスがあると思っていました。直線は前の馬を交わすことに必死になりました。また次の1勝を重ねられるようがんばります」

 

9月9日(日)

●サマーシリーズが終了

 GⅢ京成杯オータムハンデ、GⅡセントウルSが行われ、サマーシリーズの全日程が終了した。

サマースプリントシリーズ最終結果

順 位 馬 名 合計得点
1 アレスバローズ 20
2 ダイメイプリンセス 16
3 ラブカンプー 15
4 ナックビーナス 14
5 ファインニードル 12

サマースプリントシリーズ王者には対象レースのGⅢCBC賞、GⅢ北九州記念を制したアレスバローズ(牡6・栗東・角田晃一厩舎)が輝いた。

サマーマイルシリーズ最終結果

順 位 馬 名 合計得点
1 ワントゥワン 12
2 グレーターロンドン 10
プリモシーン 10
ミッキーグローリー 10
5 ロジクライ 9

マイルシリーズは、優勝条件(12点以上であり、かつ、1勝以上した馬のなかで、合計得点が最上位)を満たす馬がいなかったため、優勝馬はなし。

サマージョッキーズシリーズ最終結果

順 位 馬 名 合計得点
1 M.デムーロ 32
2 福永祐一 25
3 池添謙一 24
4 川田将雅 22
5 田辺裕信 21

1位の32ポイントを獲得したM.デムーロ騎手は、条件である「1勝以上」を満たしていないため、対象にはならず、福永騎手が優勝となった。

●ロンドンタウン、モーニンが韓国GⅠ優勝

 韓国・ソウル競馬場でコリアカップ(韓国GⅠ・ダート1800m)が行われ、日本からはロンドンタウン(牡5・栗東・牧田和弥厩舎)が参戦。向正面で先頭を奪うと15馬身差の圧勝で連覇を達成した。鞍上は岩田康誠騎手。勝ち時計は1分50秒6(良)。コリアスプリント(韓国GⅠ・ダート1200m)は、後方からレースを進めた日本のモーニン(牡6・栗東・石坂正厩舎)が、追い比べをアタマ差制して優勝。鞍上は藤井勘一郎騎手。勝ち時計は1分11秒5(良)。