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第12回 カペラS 回顧

 

 12月8日に中山競馬場で行われた第12回GⅢカペラS(ダ1200m・3歳以上・別定)はコパノキッキング(単勝2番人気)が優勝。2008年に新設された同レースでは初めてとなる連覇を達成した。鞍上の藤田菜七子騎手はこれが嬉しいJRA重賞初勝利。管理するのは栗東・村山明調教師。コパノキッキングは米国、R・マクドナルド氏の生産馬。馬主は小林祥晃さん。

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

【展開・ペース】 レッドアネラがハナを主張するが、内から1番人気のゴールドクイーンがこれを制して主導権を握る。2頭の直後をヒロシゲゴールドが追走する形。前半の3ハロン通過は32秒9。過去、カペラSが良馬場で行われたことは7回あるが、最も前半3ハロンが速かったのは2010年の33秒0(当時は4コーナーを1~3番手で通過した馬が⑯⑬⑭着と惨敗)非常に速いペースでレースが進行していった。

 

【レース分析】 コパノキッキングを間近で見るのは、今年2月のフェブラリーS以来。当時はテンションの高さが気になったが、それと比較するとこの日は見違えるほど落ち着きがある。馬体や歩様に力強さも増しており、心身ともに成長を感じ取れた。スタートしてから積極的にポジションを取りに動いて4番手を追走。レースの前半3ハロンが32秒9で、コパノキッキング自身も33秒5で通過。ペースを考慮すると、決して楽な展開ではなかった。それでも、正攻法と言えるレース運びから力強く抜け出し、最後は2馬身半差をつけて圧勝。鞍上の藤田菜七子騎手も、冷静沈着。完璧にエスコート。うまかった。

 

コパノキッキングの4代血統表

 

 「2番手でレースがしたいと考えていたんですが、周りが速くてあの位置から。それでも、いい手応えで回ってこられました。58キロを背負っていましたが、最後は追ってから一歩ずついい脚でしっかりと伸びてくれました。今日は馬に勝たせたもらいました。コパノキッキングと関係者の皆様に感謝しています」藤田菜七子騎手。これが今年、JRAでの42勝目。2016年のデビューから腕を磨いて地方も合わせた通算勝利数も100勝に王手をかけた。

 

落ち着いてパドックを周回していたコパノキッキング(撮影:yu~kun)

 

 ②着のテーオージーニアスは中1週での出走でも歩様に硬さは見られず、好調をキープしていた。4コーナーで11番手という位置取りから懸命に差を詰めてきたが。今日に関しては相手が悪かった。シュウジはパドックで活気溢れる周回。多少、レース間隔を開けて立て直した効果は十分感じられた。外枠、縦長の馬群になって揉まれない形で運べたことが好走の要因だ。レッドアネラは手応え良く直線を向いたが、これだけハイペースで先行すれば、さすがに最後は脚が残っていなかった。ただ、重賞初挑戦ということを考慮すれば、これだけ走れたのは立派の一言。今後が楽しみだ

 

 

 本命を打ったゴールドクイーンは、パドックではなかなかの好気配。しかし、楽勝だった9月のながつきSほどの行きっぷりではなかった。厳しいペース、展開となるのは想定内だったが。前々走のようなパフォーマンスを発揮することができなかった

 

 

                                 text by 京増 真臣

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 
 

 
 
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