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第28回 青葉賞 回顧

 

 5月1日に東京競馬場で行われた第28回GⅡ青葉賞(芝2400m・3歳・馬齢・小雨・良馬場)は単勝3番人気に支持されたワンダフルタウンが接戦を制して優勝。騎乗した和田竜二騎手、管理する栗東・高橋義忠調教師とも当レースは初勝利。この結果、ワンダフルタウンキングストンボーイの2頭がGⅠ日本ダービーの優先出走権を獲得した。ワンダフルタウンは北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は三田昌宏さん。

 

それでは、レースを振り返っていきましょう。

 

 

▲青葉賞レース動画はコチラをクリック

 

【展開・ペース】 タガノカイが17番枠から仕掛けて先制を目指しますが、ノースブリッジが内からこれを制して主導権を握りました。前後半の1000mを比較すると60秒5→59秒4。スローに近い平均ペースでしたね。3~4コーナーにかけて馬群が凝縮。直線に向くと横に広がっての追い比べとなりました。

 

休養挟みワンダフルタウンが重賞連勝

【レース分析】 ワンダフルタウン(単勝3番人気)は昨年11月以来の実戦。爪を痛めたことによる休養からの復帰戦でしたが、馬体に太め感はなく、パドックではキビキビと周回。9分程度の、しっかり力を出せる仕上がりに映りました。内枠を生かし、先行集団を射程圏内に入れながら6番手のインを追走。外のレッドヴェロシティに蓋をされないように牽制しつつ、3~4コーナーをパス。直線入り口ではスムーズに馬場の真ん中へ持ち出すことに成功。残り1ハロンを過ぎたところで内へモタれましたが、手前を替えると渋太く伸びて接戦を制しました。

 

▲ デビューから和田竜二騎手とコンビを組むワンダフルタウン。次走はいよいよ初めてのGⅠ出走となる。

 

「枠が良かったのでいい位置で運べたし、ある程度ペースも流れてくれたことでレースがしやすかったですね。手応えほど伸びないのがこの馬のパターンですが、その中でも凌いでくれたように成長を感じる強い内容でした。爪が悪くなってしまいGⅠ皐月賞に間に合わず、GⅠ日本ダービーに出られないかもしれない賞金だったので、トライアルを勝って本番に向かえるのは何よりです。正直、状態としてはまだまだと感じていたので、叩いて良くなるでしょうし、次はもっといい状態で挑めるように厩舎の方々と頑張って馬を造っていきたいですね。本番を楽しみにしていてください」とレース後に和田竜二騎手はコメント。休み明けで重賞を勝つくらいですから能力は高く、次走は叩いた上積みも大きいでしょうね。向正面に入ってからグッとペースが緩んだ分、速いタイムは出ませんでしたが、むしろダメージを残さずにGⅠ日本ダービーへ向かえそう。本番でも侮れない存在ですね。

 

ワンダフルタウンの4代血統表

 

幼いが脚力十分キングストンボーイ

 キングストンボーイ(単勝1番人気)はまだ随所に幼さが残っていますが、脚捌きはシャープ。ハツラツとした動きを見せていました。内目を通り、直線で前に進路が開くとスッと抜け出し、内ラチ沿いへ。最後は外のワンダフルタウンに馬体を併せに行き、ハナ差まで迫ったところがゴール。勝ち馬とは微妙な位置取りの差が出た印象。それでも、距離を克服し、優先出走権も獲得しました。

 

▲ゴール前は内、外離れていたが、③着までハナ、クビ差の大接戦。僅かにワンダフルタウンが追い勝った。

 

 レッドヴェロシティ(単勝6番人気)はパドックでは二人引きでも落ち着きがあり、完歩が大きく、迫力満点の周回。向正面でジワっと動いて勝ち馬をマークするようなポジション。追い比べで僅かに及びませんでしたが、速い上がりのレースに対応できたことは収穫ですね。本命に推したアオイショー(単勝2番人気)は馬体がグッと引き締まって、軽快な歩様。正攻法のレース運びから抜け出しを図りましたが、そこから伸びを欠いてしまいました。現状ですと、2400mはいくらか長いのかもしれませんね。

 

 

                          

text by 京増 真臣

 

 

 

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。

 

 

 

【データ泣き笑い】

〇前走クラス・・・連対馬の前走を見ると、勝ち馬はGⅢ①着、②着馬はGⅢ④着(0秒4差)。どちらも条件を満たしていた。

〇前走コース・・・今年は阪神→東京組での決着。前走が中山の重賞ではなかったレッドヴェロシティが③着。同組は連対は難しいが、3連馬券のヒモ穴には狙える。

〇阪神2400m組・・・前走が阪神芝2400mの1勝クラス+最速上がりをマークしていた馬が好調と記したが、今年は該当するリーブルミノルが⑩着に敗退。ただ、2016年以降、条件を満たし、連対した馬を改めて調べると・・・

2016年 ①着 ヴァンキッシュラン キャリア6戦

2017年 ①着 アドミラブル キャリア3戦

2020年 ②着 ヴァルコス キャリア5戦

2021年 ⑩着 リーヴルミノル キャリア10戦

比較的、キャリアの浅い馬が好走していることが分かった。来年は同じ条件に当てはまり、キャリアが6戦以下の馬を狙うようにしたい。

 

 

《青葉賞 2016-20》

 

 


 
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