2024年3月16日(土) 1回中京3日

 前半33秒8─後半34秒7の前傾ラップだが、逃げたオーキッドロマンスが上がりを34秒8でまとめて②着に粘り込む競馬。基本的に前が残りやすいレースだが、今年もそこまで前が厳しいペースではなかったよう。内有利の馬場だったこともあり、オーキッドロマンスは持ち前のスピード能力を存分に発揮した。③着に粘ったソンシは道中は好位馬群の中。直線に入って馬群を捌くのに少し手間取ったが、進路を確保してからは悪くない伸び。④着ナムラアトムのこれまでの2勝は上がり最速で差す形だったが、今回はポジションを取りにいって好位の外めから。最後は切れ負けだが、なかなか手堅い。⑤着ロジリオンは中団ラチ沿いを追走。こちらは前が詰まって脚を余した。

 前述のように、基本的には前、内のレースだったなか、それらを大外からまとめて差し切ったダノンマッキンリーは強い。道中は折り合い重視で後方から。直線は一頭だけ違う脚色。上がりはメンバー唯一の33秒台だった。今後も折り合いがポイントになりそうな走りだが、決め手は一級品。3番人気のシュトラウスは抑えて最後方から。4角で外に出すが進路はなく、再び内へ。しかし、その後も進路の確保に苦労し、力を発揮できなかった。

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