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第60回CBC賞 回顧

 

 

2024年8月18日(日) 2回中京4日

 前日のメインレース、豊明Sが1400mで1分19秒0。これは2002年に新潟でマグナーテンがマークした数字と並ぶJRAレコード。時計の出る馬場であったことは確か。レースは前半33秒6─後半33秒9のミドルペース。1週前、同舞台の知多特別(2勝クラス)が1分7秒3だったし、馬場を考慮すると、重賞としてはそこまで速いペースではなかった。スタートはスズハロームが抜群に速かったが、それを内から交わしてグランテストがハナへ。その後、スズハロームは行きたい馬を行かせて、好位直後のインで脚をためる競馬。終始、内で立ち回ったこの2頭が②③着に入った。そして勝ったドロップオブライトは前述の2頭の間でしっかりと脚がたまっていた。1ハロン標で前を捉えると、追い比べを制して重賞初制覇。福永調教師にとっても嬉しい重賞初勝利となった。結果的に前、内を通った馬が上位を独占。

 メイショウソラフネは好位の外。外枠で上位とは外を回った分の差だが、流れに乗ってスムーズな競馬はできたし、条件さえ揃えば重賞でもやれるメドは立った。ジャスティンスカイは中団の後ろから。道中は内めでロスのない競馬ができたが、直線で大外へ。今日の競馬で外に出すロスは大きかったし、他馬より重い57.5㎏のハンデを考えると悪くない内容。1番人気のキタノエクスプレスはポジション取りの差が出た。直線では外に出せず、内を突いたが、そこで挟まれて万事休す。もう少し強気の競馬でも良かったかもしれない。今回は力を出して切っておらず、見直しが必要だ。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。