2024年10月13日(日) 5回京都4日
前半57秒1─後半60秒0のハイペース。ただ、セキトバイーストが大逃げして、2番手クリスマスパレードも単独。そこから離れた3番手以下は集団となり、1000m通過は59秒半ばぐらい。レースはスタートで3番人気クイーンズウォークが躓いて後方2番手からとなる波乱の幕開け。同馬は向正面で外から動いて5ハロン標付近では1番人気チェルヴィニアの外につけたが、そこで脚を使わされた分とコーナーで外を回らされた分とで直線は一杯に。最後は無理をせず、まさかの殿負けを喫した。
勝ったチェルヴィニアは道中は中団でレースを進めて、坂の下りでも楽な手応えでじっくりと。直線で前が1頭分開くと、タガノエルピーダとラヴァンダの間から一気に突き抜けた。「ペースは速かったけど、ちょうど良かったね。難しい展開だったが、それほど心配していなかった。直線での反応もとても良く、凄くいい加速。素晴らしい馬だね」とルメール騎手。オークスに続いて牝馬二冠目を奪取。ボンドガールは馬群の後方を追走。外めでいつでも動ける態勢。コーナーでは前をいくクイーンズウォークが外に膨れ気味のなかその内を回って、直線立ち上がりで大外へ。今回も直線勝負で脚を伸ばし、2番手集団は交わしたが、勝ち馬はもっと前にいた。「やりたいレースができて、ポジションも良かったけど、勝ち馬は強かったね」と武豊騎手。
2番人気は桜花賞馬ステレンボッシュ。スタートが今ひとつで、道中は勝ち馬を後ろからマークする形。それは良かったが、直線は馬群を捌くのに苦労しており、スムーズなら②着はあったかもといった内容。「流れに乗っていけず、切り替えて後ろから。チェルヴィニアより前にいたかったのですが、道中も動けない展開でした」と戸崎騎手。同じように勝ち馬の後ろにいたのが⑥着ミアネーロ。ほぼ完璧な立ち回りで、直線は内から一瞬②着はあるかの勢い。最後は力負けだが、オークスから成長した姿を見せることはできた。
④⑤着は7枠の2頭。ラヴァンダは集団の前。勝ち馬には並ぶ間もなく交わされたが、最後まで渋太く脚を使っている。「直線で外に張る面があったように、まだ成長の余地があります」と岩田望来騎手が話していたように、同馬の内にできたスペースから勝ち馬が伸びきた。クリスマスパレードはポツンと2番手から、残り1ハロン標過ぎに一旦は先頭に立つ場面。最後は一気に来られたが、紫苑Sと同様、自分の競馬をして掲示板は確保した。
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