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第60回中日新聞杯 回顧

 

 

2024年12月7日(土) 4回中京3日

 前半58秒8─後半59秒6のミドルペース。前半はレースが12月に移設されてからだと、2018年の58秒7に次いで2番目に速い。スタートはタマモブラックタイが速く、内枠のベリーヴィーナスは早々と蓋をされる形に。タマモも先行タイプではないだけに無理はせず、結果的に1角までにデシエルトがハナを取り切って、そのまま単騎逃げに持ち込めた。前述の通り締まったペースで馬群は縦長。「まあまあのペースで行っていたのは分かっていたのですが、コントロールが利きづらいところがあって」とは岩田康誠騎手。軽快に飛ばして、最終コーナーで12秒2と少しだけ息が入ったのが大きい。まだ開幕週2週目の内の状態がいい馬場を味方に危なげなく押し切った。これで芝に戻ってから連勝。芝で負けたのは皐月賞と日本ダービーだけ。今後も台風の目となりそう。

 ②③着には差し馬が④⑤着には追込馬が入る展開。②着は1番人気のロードデルレイ。スタートで内の馬と接触し、序盤は後方で折り合いに専念。道中は外めを通って、直線もスムーズに外に出し、良く伸びてはいる。マテンロウレオは中団のラチ沿いをキープ。こちらもトップハンデを背負って頑張っている。◎のトーセンリョウは惜しくも④着。道中はマテンロウレオの後ろ。位置取りが逆なら③着はあっただろう。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。