2025年1月25日(土) 1回小倉1日
特に時計が速いといった馬場ではなかったが、開幕週とあって状態は良く、基本的には内有利。このレースは昨年まで愛知杯の名称で行われていたが、今年から装いを新たに小倉牝馬Sとして最出発。ただ、昨年も小倉で開催。牝馬限定の2000mハンデ戦といった点もこれまで通り。ペースは前半57秒7─後半60秒7のハイペース。これも昨年同様だが、先行馬には厳しい展開になった。
記念すべき第1回の覇者はフェアエールングとシンティレーションの2頭同着といった結果に。前者は中団で1番人気のクイーンズウォークをマークする形。3コーナー過ぎにグランスラムアスクが内から出てきて、外を回らされる形になり、前から少し離されたが、直線で挽回。内から先に抜け出したシンティレーションにゴールちょうどで追いつく。現地滞在でプラス12㎏は回復分。ふっくらした体つきでデキは良さそうに映った。後者は1角までにラチ沿いへ。ペース的に位置取りはばっちり。あとは馬群をどう捌くかだったが、幸いスペースはあり、スムーズに運べた。直線は前を行くクイーンズウォークを目標にして、これを交わして勝ったかと思われたが……。クイーンズウォークの道中は中団の前。3コーナーから外めを進出し、4角で先団。1ハロン標で一旦は抜け出したが、最後は疲れたのか内にモタれ気味。「いい雰囲気で3角までいけましたが、また改めてですね」と川田騎手。
コガネノソラとオーロラエックスは後方から4角で大外を回し、直線外から脚を伸ばす同じような競馬。前者はプラス14㎏でも太くはなく、「相変わらずいい馬です。コーナリングでエンジンがかからず、スイッチも入りませんでしたが、最後はいい脚を使ってくれました」と横山武史騎手。後者は軽ハンデとはいえ、格上挑戦で頑張っている。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。