2025年2月2日(日) 1回京都2日

 土曜日のレース終了後から雨。当日には上がったが、芝は終日稍重で施行。レースは有力馬ソンシが競走除外。セントメモリーズがゲートを突進して飛び出してしまい、外枠発走に。波乱を予感させるスタートとなった。序盤は1番人気のピューロマジックが一頭で飛ばして、前半33秒1。これは過去10年で最も速く、馬場状態を考えるとかなり速い。逆にレース上がり35秒1は2020年と同じで過去10年ではワーストタイ。ピューロマジックは残り100mまで先頭を守ったが、後続に交わされると力尽きた。「牝馬で56.5㎏は厳しいです。それとパンパン馬場の方がいいと思います」と坂井瑠星騎手。

 エイシンフェンサーは遠征帰りの中1週も何のその。研究ニュース紙面では調教矢印が上向きで、調教注目馬の2番手に推されていた。これまでダートや洋芝で勝ち星を積み重ねてきた馬が、前走は中山で時計を大幅に短縮して勝利。勿論、今日のような時計のかかる馬場もいいが、本格化したと言っていいだろう。中団から鮮やかに差し切って、人馬ともに嬉しい重賞初制覇を達成した。「デビュー時からずっと乗せていただいているオーナー、厩舎関係者に感謝の気持ちで一杯です」と川又騎手。②着には10番人気のグランテストが入り、馬連は23,090円の高配当だった。トップスタートを切ったが、内の先行馬を見ながらジワジワと。コーナーでは外に張り気味になりながらも好位の後ろをキープし、直線で脚を伸ばす。勝ち馬の決め手にはまったく抗えなかったが、恵まれたハンデを生かして重賞初連対。

 ウインカーネリアンは「成績的に59㎏は仕方ありませんが、二の脚とか、4角でのスピードアップでモタつく感じはありました」と三浦騎手。トップハンデを背負いながら先行した4頭の中では一番の頑張り。やはり力がある。カピリナは勝ち馬を見ながら。「道中もいつもほどは持てなかったです。そのあたりが重賞なんでしょうが、ラストは伸びてくれました」と戸崎騎手。オープン初挑戦を考えれば好内容。十分にメドは立った。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。