2025年4月5日(土) 2回阪神3日
芝はGⅠ大阪杯が開催される今週から仮柵を設置してBコースを使用。レースは34秒4─34秒2の平均ペース。走破時計1分32秒2は速いことは速いが、1週前の六甲Sと同タイム、翌日の夢洲Sが1分32秒3だから時計が出やすい馬場だったことも起因している。ランスオブカオスはこれまでとは違いスタートを決めて、好位で流れに乗る。そして外からアスクセクシーモア、アルテヴェローチェが動いてきた時も内でジッと我慢。直線は狭いところを割って抜け出した。まさに完勝。距離も現状ではマイルがベスト。「いい勝ち方で強い内容だったと思います」と吉村誠之助騎手。落ち着いた騎乗が光り、人馬ともに嬉しい重賞初勝利を遂げた。
1番人気のアルテヴェローチェはスタートで出遅れ。勝負どころで外から追い上げた分、勝ち馬よりも脚を使わされた。「テンションは落ち着いていましたが、ゲートをうまく出せなくて……」と佐々木大輔騎手。負けはしたが、強い競馬はしている。ミニトランザットは「一発狙っていて、嵌まるならこういう競馬になると思っていました」と鮫島克駿騎手。3角手前で内に入れてロスなく運べたし、うまく脚がたまっていた。直線で外に出して上々の伸び。ここまでがNHKマイルCの優先出走権を獲得した。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。