2025年4月12日(土) 2回阪神5日
序盤はスタートを決めたタガノエルピーダがハナに立ったが、途中からイフェイオンが抑えきれない感じで前へ。「抜けるところがなく、ずっと力んでいました」と北村友騎手。レースラップは前半35秒5─後半33秒4の上がり勝負。外からジワッと先行したサフィラは、残り300mで先頭に立つと渋太い粘り腰でハナの差残して重賞初制覇。「ためるよりも長くいい脚を使った方がいいと思ってこういう競馬をしました」と松山騎手。格上挑戦だったとはいえ、マイルなら阪神JF④着など重賞でも差のない競馬を演じていた馬。アルジーヌはうまくラチ沿いで脚をためて、直線は勝ち馬の後ろから脚を伸ばし、ゴール寸前で掴まえたようにも見えたが、惜しくも②着。「一瞬は前に出たと思うんですけどね」と幸騎手。
ラヴァンダはスタートで出遅れ。マイルも久々だったが、落ち着いた流れのためか中団後ろで脚をためて運べていた。その分、ラスト1ハロンの切れは上々。勝負どころで少しずつ外に出し、レース最速の上がり32秒7をマークした。こちらも格上挑戦だったとはいえ、秋華賞④着。牝馬同士なら重賞級の力を持っていたし、距離も問題なかった。「最初のポジション取りがうまくいきませんでした」と岩田望来騎手。1番人気のボンドガールは後方で折り合いに専念。直線で追い上げてはいるが、今日の展開で終始外を回す形では掲示板が精一杯。「外々になって、今日は並びが厳しかったですね」と武豊騎手。タガノエルピーダは好位のインとポジションは良かったが、直線では逃げたイフェイオンが邪魔になって切り返すロスがあった。
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