2025年5月24日(土) 2回京都9日
当日は途中から雨が降り出して、ダートは脚抜きが良く、時計が出る状態。ダート1800mの2R3歳未勝利が1000m通過61秒0、8R4歳以上1勝クラスで1000通過60秒5。重賞で62秒7はかなり遅い。ラストは12秒1─11秒7─11秒6の加速ラップで、上がりの速い決着となった。前で運んだ馬が上位を占めたように4角で中団より後方にいた馬には厳しかった。それだけに出遅れて後方から脚を使ったメイショウハリオは、59キロを背負っていたし、直線で前が詰まる場面があったことを考えると⑦着でも負けて強し。勝ったアウトレンジは好位の外から。1ハロン標で粘るレヴォントゥレットを交わし、そのまま押し切った。ダイオライト記念はやはり距離も長かった感じ。適距離でスムーズな競馬ができれば強い。浦和記念に続く重賞2勝目を手に入れた。
ロードクロンヌは好位の後ろ。道中は内めでロスなく運べたが、直線に向いて前に進路がなく、一番外に出さざるを得なかった。ラストはよく追い上げているが、結果的にそこでのロスが響いた感じ。レヴォントゥレットは押して押してハナへ。マーブルロックが控えてくれたおかげでスローペースに持ち込めたし、馬場も味方した。「道中は物見をしながらでしたが、リラックスしてしっかり直線に向かうことができました」と鮫島克駿騎手。
ジンセイは終始勝ち馬を見ながら。いい感じで直線に向いたが、最後は決め手の差。それでも3勝クラスを勝ち上がったばかりで重賞にメドを立てたのは立派。タイトニットは外枠もあって終始外々を回らされる形。他の上位と比べるとロスが大きかったし、その分だけ脚が鈍った感じ。人気のブライアンセンスは特に見せ場を作れなかった。地力勝負となったマーチSとは違って、今回はラスト3Fの瞬発力勝負。「スローになってしまって、ヨーイドンの展開がきつかったです」と岩田望来騎手。
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