6月22日(日曜)に東京競馬場で行われた第73回GⅢ府中牝馬S(芝1800m・3歳以上・牝馬・ハンデ・晴れ・良馬場)は5番人気だったセキトバイーストが優勝。管理する栗東・四位洋文調教師、騎乗した浜中俊騎手とも当レースは初勝利。セキトバイーストは北海道新ひだか町タイヘイ牧場の生産馬。馬主はTNレーシング。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 徹底先行型が不在。エリカヴィータが先導役を買って出るような形でハナ
【レース分析】 セキトバイースト(5番人気)はテンションが上がらず、軽快な脚捌き。3コーナー手前あたりからジワ
「外めの枠はいいと思っていましたし、行く馬がいなければハナに立ってもいいと考えていたのですが、行こうとする馬がいたのでリズム重視であのポジションになりました。直線は向かい風ということでタフなレース条件でしたが、精神力で走り切ってくれた感じです。重賞を勝ったことで、更に弾みがついてくれればと思っています」とレース後に浜中俊騎手はコメント。今年1月に3勝クラスを勝ち上がると、勢いに乗って重賞を制して上半期を締め括りました。持ち前のスピードはそのままに、末脚の持続力が強化されており、成長が感じられます。

▲セキトバイーストの4代血統表
カナテープ(3番人気)はカイ食いの細さがありますが、この日はプラス12キロ。
ウンブライル(12番人気)はカリカリとうるさい仕草を見せていましたが、テンションの高さは許容範囲
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。