2025年9月13日(土) 4回阪神3日

 前半58秒4─後半59秒6で1分58秒0の決着。序盤は内からホウオウプロサンゲが押してハナへ。隊列が決まったかに見えたが、「テンに速くないので、出していきましたが、途中から行きたがって、最後苦しくなってしまいました」と池添騎手が話すショウナンマグマが1角で競りかけていき、向正面に入ってからは11秒3─11秒1。結果、2頭は最下位とブービーに沈んだ。離れた3番手がアスクカムオンモア。「前が速かったですが、自分のペースで行くことができました」と西村淳騎手。1ハロン標手前で一旦は先頭に立ったが、最後の坂で苦しくなって馬群に飲み込まれた。右回りは問題はなさそう。そのアスクカムオンモアの後ろにいたグランヴィノスが②着、内にいたマイネルクリソーラが③着。

 グランヴィノスは外から勝ちに動いて直線の叩き合いで一旦は先頭に立つ場面。勝ち馬の決め手に屈したとはいえ、強い競馬をしているし、重賞にも十分メドが立った。マイネルクリソーラは内でロスのない立ち回り。直線で外にいた勝ち馬には一気に離されたが、渋太く脚を使っている。久々の2000mでもうまく流れに乗れたし、叩き良化傾向であることを考えると健闘。勝ったのはオールナット。スタートしてからラチ沿いに入れて、道中は中団の後ろからじっくりと。4角では1つポジションを上げてマイネルクリソーラの後ろ。直線入り口でその外に出し、1ハロン標手前でアスクカムオンモアの内へ。坂で更に加速して最後は1馬身差をつける完勝。馬は当然としてジョッキーの好騎乗が光るレースだった。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。