2025年10月5日(日) 3回京都2日
前日は重馬場、当日は稍重馬場だったが、開幕週で内有利。時計も馬場状態の割には速かった。今年は前半47秒4─中盤49秒7─後半46秒8で2分23秒9。昨年が前半46秒4─中盤49秒6─後半46秒9で2分22秒9。コースレコードと0秒3差だった。昨年の方が前半が1秒速かったが、中盤と後半はほぼ一緒。前半が遅く、ジワジワとペースが上がる形はサンライズアースにとっては格好の展開。勝ち馬にうまく内をすくれたが、持ち味を発揮しての②着。「まだ状態も1週前の時には物足りないところもあったので、そのなかで力は示してくれました。次を考えると、上積みは十分ですし、楽しみな馬です」と池添騎手。ディープモンスターはこれが16回目の挑戦で重賞初勝利。道中は中団のラチ沿いを追走。しっかりと脚がたまったまま直線へ。直線入り口は京都の外回りらしくインが開き、そこをうまく突けた。「枠順も良かったので、それらを生かして一発を狙っていました」と浜中騎手。お見事。
③着は15番人気のヴェルミセル。スタートはひと息。すぐに内に入れて折り合いに専念。3角では勝ち馬の後ろ。終始ロスのない立ち回りで、直線も内からしっかりと伸びた。「この馬にとっていい馬場になってくれました」と鮫島克駿騎手。内有利の馬場を生かせたし、開幕週でも雨が降って極端に速い決着にならなかったことも幸いした。1番人気のアドマイヤテラが④着。向正面までは勝ち馬と同じようなポジション。そこから前を行くサブマリーナの外へ。結果的に内を回した上位3頭とは対照的。最後も伸びてはいるが、詰め切れず。「今となっては乾いた馬場の方が良かったのかもしれないです」と川田騎手。上位を内枠の馬が占めるなか、外枠で唯一掲示板に載ったショウナンラプンタ。道中は後方から坂の下りでじわじわと進出。馬群の一番外を回るロスの大きな競馬。今日の展開と馬場を考えると、さすがはGⅠで上位争いしている馬といったところか。
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