2025年11月29日（土） 4回京都7日

　前半60秒0─後半60秒4の平均ペース。走破タイムは過去10年(阪神開催を含む)で２番目に速いが、先週の未勝利戦と同タイム。そこまで速くない。レースは１番人気のバルセシートが出遅れ。同馬は序盤後方で行きたがっていたし、勝負どころの手応えも今ひとつ。直線は大外に出したが、伸び切れなかった。「勝負どころの３～４コーナーで手応えは怪しくなりましたが、最後はジリジリと来ていました。距離なのか、現状はちょっと分からないです……」とＣ.デムーロ騎手。勝ったのは人気薄のジャスティンビスタ。中団からレースを進めて４角で外へ。「予想していたよりも最後凄くいい脚を使ってくれました」と北村友一騎手がコメントした通り、１ハロン標を過ぎてからの脚は際立っていた。②着にも10番人気のアスクエジンバラが入り、馬連は32,490円の高配当。道中は内を通って、直線もスムーズに外へ出せた。最後は先を行くゴーイントゥスカイを内から交わし、一瞬勝ったかと思わせたが、勝ち馬の決め手が更にその上をいっていた。「いい感じで2000ｍで競馬ができました」と岩田康誠騎手。距離の不安は払拭できた。ゴーイントゥスカイはスタートで挟まれ、最初のコーナーでも外に振られる不利。終始外を回る形になりながら直線で一瞬先頭を窺う場面があった。力は示したと言える。

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