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第60回小倉大賞典 回顧

 

 

2026年2月22日(日) 1回小倉10日

 小倉の芝は1週前の感じだと外伸びにシフトしてきたかなと思われたが、今週の競馬を見る限りまだまだ内が生きていた。小倉大賞典は前半46秒7─11秒9─後半46秒6のミドルペース。まず5枠の2頭が飛び出し、外のケイアイセナが1角までにハナを取り切る展開。ケイアイセナは徐々に後続を引き離していったが、5ハロン標から11秒9とややペースダウン。ここで息が入った。後続が来ると再び11秒5─11秒4とペースアップ。引退を間近に控える藤岡佑介騎手の素晴らしいラップメイクだったし、それに応えたケイアイセナも立派。ゴール寸前で差されて人気には応えられなかったが、勝ち馬とのハンデ差2㎏も考えると中身は濃い。勝ったのは大外一気を決めたタガノデュード。序盤は後方3番手。3角から馬群の外を徐々に進出し、4角大外。先に抜け出したケイアイセナをゴール寸前で捉えた。他の上位陣が内を回ってきたなか、一頭だけ外から差し切った決め手は強烈。「残り500mくらいで反応をさせていきましたが、抜群の反応でした。凄く真面目で余分なことをしないし、最後まで集中して走ってくれました」と古川騎手。本馬はこれが重賞初制覇。また、古川騎手はこれがJRA通算600勝のメモリアル勝利。

 ショウナンアデイブはスタートで接触しながらも出していって中団のインを確保。丸山騎手の「内枠を利用して、ソツなく走ってくれました」のコメント通り、終始内でコースロスなく運べたし、4角で若干待たされた感じはあるが、直線はうまくスペースができて脚を伸ばした。このレースは昨年②着。相性の良さもあるが、重賞で続けて上位争いと復調が窺える。ナムラエイハブは離れた2番手。途中からマテンロウオリオンが来ても慌てず自分のリズムを刻み、最後まで渋太く脚を使った。「自分の競馬をして、展開も馬場も向きましたが、3着は欲しかったです」と吉田隼人騎手。人気の一角センツブラッドは中団の外を追走。勝負どころの行きっぷりが悪く、後ろからきた勝ち馬とは明らかに勢いが違った。「道中は外々を回されてしまい、細かい脚を使う形になり、メリハリをつけるレースができませんでした」と団野騎手。最後は無理をせず伸びを欠いたが、前回の休み明けも⑦→②着とひと叩きして一変。変わり身に期待したい。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。