2023年1月8日(日) 1回中京3日
前半34秒8─46秒3、後半47秒4─35秒6の前傾ラップ。初日に行われた京都金杯が前半34秒7─46秒0で先行馬が壊滅。それを考えると明け3歳戦でこのラップは速いでしょう。レースは外枠からペースセッティングが促されてハナへ。勝ったライトクオンタムは発馬でアオッて後方から。道中は折り合いに専念し、直線で大外へ。最後の伸びは素晴らしかったです。スローペースで逃げ切った初戦とは一転して差す競馬で2連勝。「道中は外に逃げていてあまり雰囲気は良くなかったし、ラストに賭けるしかないと思っていました」と武豊騎手が語るように、まだまだ成長余地も残しています。
前述した通り、このペースで逃げ粘ったペースセッティングも敗れはしましたが優秀。初めての1600mで強気な立ち回りをして、この頑張りはお見事です。ただ、この競馬を見る限りではマイルはギリギリで、短い距離の方がベター。トーホウガレオンは随所で若さを見せながらも直線は外からまずまずの伸び。ただ、勝ち馬には外から一瞬で交わされて、逃げ馬も捉えきれず③着まで。1600m~2000mと堅実な走りが光ります。2番手でレースを進めたクファシルはスタートで内からぶつけられて、このペースでも力んでいました。まだ2戦目ですし、この一戦だけで距離適性は判断できません。
text by 小林
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