2023年7月23日(日) 3回中京8日
前半34秒6─45秒9、後半47秒1─35秒6と緩みのない流れ。中京で行われた過去のレースと比べても流れは速めです。レースは好枠を生かしてセルバーグがハナへ。そのまま直線に向くと、馬場が荒れたラチ沿い数頭分を避けて一目散。最後まで危なげなかったですし、②③着に4角大外から追い込んできた馬が入ったことからも強い内容でした。「馬場状態は悪くなってきていたのですが、渋太く長く脚を使えますし、持続力のある馬ですから」と松山弘平騎手。同馬はこれが重賞初勝利。
上位人気のディヴィーナとルージュスティリア、そしてウイングレイテストが②③④着。ディヴィーナは後方を追走する形から、勝負どころで徐々に進出を開始。終始外を回る形でしたが、今回のペースと馬場を考えると悪くなかったはず。直線は外からよく伸びていますが、前に強い馬が一頭だけ残っていました。ルージュスティリアも道中はディヴィーナと同じような位置取り。ただ、4コーナー手前で前の馬に触れて躓く事象がありました。これにより川田将雅は戒告の処分。そこから一旦は最後方まで下がってしまいましたが、レース最速の上がりを使って馬券圏内へ。ウイングレイテストは中団の外めで脚をためながらのレース。手応えは良かったですが、上位とはハンデ差もありましたし、最後は切れ負け。「追い出した時は勝てるかな?と思ったのですが……」と松岡正海騎手。
アナゴサンは道中、勝ち馬を追いかける形。直線でも残り1ハロンまでは2番手を死守していましたし、ペース次第では重賞でもやれるメドは立ったと言えるでしょう。
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