今週の有力新馬PICK UP!

8月11日(日) 新潟5R 芝1800m

 

 カトゥルスフェリス

 

手前側のゼッケン241番がカトゥルスフェリス

 

牝馬・美浦・藤沢和雄厩舎・栗毛
馬主:(有)サンデーレーシング 生産:ノーザンファーム
父:ディープインパクト 母:ステファニーズキトゥン
馬名意味:ラテン語で仔猫

 

 美浦・坂路コースで最終追い切り。まっすぐに駆け上がり、新馬を楽勝したモーベットと併せて、軽々と追いついた。動きや仕上がりを確認しようと、現在、南Wコース閉鎖のため、坂路コースで採時を担当する中島TMのもとへ。

私:中島さん、カトゥルスフェリスの動きはどうですか?

中島:カトゥルスフェリス?うん?ゼッケンは何番だ?

私:241番です。

と番号を伝えると、中島TMの動きが止まる。ハッと何かを思い出すと「あの馬は間違いなく走る。牝馬でまだ小柄だから負荷をかけた追い切りはやっていないけど、動きにはバネがあってグングンと前へ進んでいく感じ。走りっぷりもなかなかのもの。これから成長して体に実が入ってきたら、かなり出世するぞ」と大絶賛。注目の初陣となる。

 

カトゥルスフェリスの4代血統表

 
 母ステファニーズキトゥンはアメリカで現役生活を送り、芝の8~10ハロン(1600~2000m)を中心に11勝。レッドディザイアがチャレンジしたことで日本でも知られているGⅠフラワーボウルS(芝10ハロン)を14、15年と連覇し、現役最終戦となった2015年のGⅠ BCフィリー&メアターフ(芝9.5ハロン)では前年②着の雪辱を果たした。
 
↓2015年のBCフィリー&メアターフ(赤い帽子・11番がステファニーズキトゥン)
 

 

カトゥルスフェリス陣営は「しっかり乗り込んでいるし、しなやかな走りをします。将来性は高いですし、初戦から楽しみ」と好感触。輸送の影響を考慮し、8日木曜に新潟競馬場に事前入厩。鞍上はルメールJ。万全の態勢を敷き、新馬勝ちを狙う。