藤原有貴 4月11日の推奨馬

ひとり勝負レースＧＰ（仮）

～日曜の狙い目～

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

4月11日(日曜)

新潟 9Ｒ 4歳以上1勝クラス

◎ 8 クリノナイスガイ

　ふと新潟競馬の予想をしていて気になったことがある。それは新潟ダ1800ｍの3歳未勝利戦をデビュー勝ちした馬が何頭いるのか。調べてみると過去10年で僅かに5頭（272レース対象）だけ。驚いたのはそのラインナップ（日付は初勝利の時期）。

12年5月　エルダリオン（次走⑨着。その後、未勝利）

16年7月　サトノティターン（次走①着。19年ＧⅢマーチＳ優勝）

16年8月　アームズレングス（次走①着。その後、2勝して準ＯＰに在籍）

18年8月　レッドフレイ（次走①着。その後、２勝してＯＰ在籍）

20年8月　クリノナイスガイ

　4頭中3頭はその後に勝利を重ねて高額条件まで出世している。小回りの分、流れがタイトになりやすく、器用さも要求されるのが新潟ダ1800ｍ。既走馬相手の未勝利戦で勝つのはかなりの能力、素質が伴っていないと難しいのかも。「データは水。でも、浸かり過ぎてはならない」とは尊敬する馬券士の金言。だが、グッと心が動いた。さて、昨年8月にその新潟でデビュー勝ちしたのがクリノナイスガイ。ペースに戸惑い、勝負どころでもモタついたが、直線、残り1ハロンを過ぎてからは素晴らしい伸び。差し切って、最後は少し抑える余裕を見せた。骨折明けで8カ月ぶりの実戦になるが、データ、そして勝ちっぷりからも狙う価値は十分だろう。