ひとり勝負レースGP(仮)

曜の狙い目~

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

 

1月9日(日曜)

中山  10R  若潮S

 

◎  10  グルアーブ

 

 3日競馬の真ん中日曜日の狙い馬はグルアーブ。古馬になってから思うように体が増えてこず・・・なかなか3勝目を挙げられなかったが、昨年5月のレース後、キャリア最長となる休養に入る。これがいい方に出て馬体重を410キロ台から440キロまで増量することに成功。半年ぶりをひと叩きして臨んだ前走は流れが遅かったこともあって2番手から。先行すると直線で甘くなっていたのが嘘のよう。直線に向くとサッと抜け出し、リードを広げてあっさりと勝負を決めてしまったのだ。1馬身半という着差以上に余裕が感じられ、体重を増やすと同時に脚力も強化。急成長を遂げている。

 中間も熱心に追い切りを消化。しかも前走時は2歳新馬だった併走相手が何と厩舎期待のアナザーリリックに大幅ランクアップ!もともとグルアーブは調教で動かないタイプだからアナザーリリック相手に見劣ってしまったのは仕方ないところ。動きよりも、馬体が増えずに苦しんだ牝馬が中3週というレース間隔で12/28、1/6と南Wコースで負荷をかけて追われているのが注目点。今はそれだけ状態が良く、充実していると見ていい。小兵だけに斤量が減る効果は大きく、ハンデ52キロはなんとも魅力。昇級緒戦となるが、狙う価値は十分。

 

券 種 買 い 目
単 勝
3連複(1頭軸流し) ⑩-①④⑥⑧⑪⑫(15点)

 

 

 

【おまけ】

中京  11R  シンザン記念

シンザンを超えろ!いや、超えるな!?

 

 

▲昨年のシンザン記念はのちにスプリントGⅠを勝利するピクシーナイトが制した

 

 シンザンと言えば、1964、65年の年度代表馬。クラシック三冠を制し、翌年は天皇賞(秋)、有馬記念も勝って日本競馬史上初めて「五冠馬」に輝いた。何が凄いって当時、牡馬が優勝可能なGⅠ級のレースをすべて制覇。全クリア。誰もが知るスーパーホースである。その名を冠し、例年、1月に行われるのがシンザン記念だ。当時はシンザンの他、メイズイ、コレヒデ、トウメイなど4文字馬名の名馬が多数いたが、今は4文字馬名の馬自体がとにかく少ない。「もしかして、シンザン記念は4文字馬名が狙い目」と考え、近年のシンザン記念を調べてみると?

 

2018年 ①着 枠3番アーモンドアイ 単勝290円

③着 枠11番カシアス ⑦着 枠2番ベルガド ⑧着 枠8番プリュス


2019年 ①着 枠2番ヴァルディゼール 単勝680円

不出走


2020年 ①着 枠1番サンクテュエール 単勝420円

⑤着 枠2番ヴァルナ


2021年 ①着 枠12番ピクシーナイト 単勝1300円

⑧着 枠14ワザモノ


 

 ③着は1頭いるものの、全馬ベタ買いしたら当然、大幅なマイナス。シンザン記念で4文字馬名は狙えないようだ・・・ん?2020年は4文字馬名が枠で勝ち馬は枠。2021年は4文字馬名枠→勝ち馬は枠。。。一応、2018年もアーモンドアイは4文字馬名のひとつ内枠に入っていた。なんと!4文字馬名を起点とすると、ひとつ手前の枠に勝ち馬が潜んでいるという仮説が成り立たないか!?シンザンの引退後、日本競馬界では「シンザンを超えろ」がスローガンになったと先輩TMの昔話で聞いたが、このシンザン記念では4文字馬名を超えてはならないのだ。

 

~結 論~

 今年のシンザン記念で4文字馬名は枠2番ラスール1頭だけ。自ずと勝ち馬はひとつ内枠、枠1番に入ったビーアストニシッドになる。

 

券 種 買 い 目
単 勝

 

 

 

藤原 有貴

藤原 有貴

藤原 有貴のプロフィールはこちら