ひとり勝負レースGP(仮)

曜の狙い目~

藤原編集員が頭を悩ませ、選りすぐった

週末、馬券になりそうな狙い馬を紹介します。

 

1月28(土) 東京  12R 

4歳以上1勝クラス(芝1,800m)

 

◎  12  ローブエリタージュ

 

 先週末はお休みをもらい、実家へ。久方ぶりに親父、おふくろと3人で食卓を囲んだわけだが、話題はというと・・・やはり弟夫婦の孫の成長についてばかり。僕にとっては姪っ子と甥っ子にあたる。コロナ禍もあってまったくおじさんは会えていない。けれども、すくすくと育っており、お姉ちゃんはもうすぐ小学生に。弟くんも大分、目鼻立ちがはっきりとしてきた。

「お姉ちゃんの目元は私に似てるのよね!」

とおふくろが言えば

『弟の顔の形はやっぱり俺の孫やなあ』

と親父。

なんだかそんな話を隣で聞いていると、「この馬は毛色からしてお父さんよりお母さんの方の特徴が色濃く出ている」とか、『いやいや、この馬のスピードは父譲りでしょう!』といったよくある競馬トークを思い出したり。どちらもその場ではなかなか答えが出ず、長く、優しく成長を見守っていくというところまで似ているようで。

東京12Rに出走する⑫ローブエリタージュは父ディープインパクト、母が阪神JF、キーンランドCを制したローブティサージュという血統。母は年齢を重ね、段々とスプリント色が濃く、強くなっていった。ローブエリタージュの兄にあたるリアンティサージュ(父オルフェーヴル)も芝1400mに起用されると連勝してOP入り。なるほど納得である。ただ、ローブエリタージュは兄ほど前向きさがなく、デビュー戦は中団を進むと、長く脚を使って差し切り勝ち。いい意味で遊びがあり、中距離までこなせそうだ。かなりの小兵だから期待を集めた2戦目のスイートピーSは雨が降ってタフさを増した馬場に泣いた格好。そして前走は距離を縮めたが、少し忙しいように映った。立て直されて、ゆったりとペースが流れる東京芝1800m替わりは魅力十分。初戦で負かしたゴーゴーユタカは先日、2勝クラスを突破。1勝クラスで足踏みするような素材ではなく、迎える4歳緒戦。白星発進を期待したい。

宴は盛り上がり、孫の話がひと段落した頃、

『お前もギャンブルが好きなあたりは藤原の血を引いとるからやなあ!』

と嬉しそうに語る親父。それを何とも言えないクールな表情で見つめるおふくろ

「あんた、何を言いよんな」

とおふくろに詰められる親父を見て笑っていたら

『俺は若い時に結婚したのに、なんでお前には嫁さんが来ないんや!?』

という方向に話が進展してしまい、今度は僕が火だるまに。体を出来るだけ小さく折り畳んで両親の話を聞いていたわけである。

 

  買 い 目
単 勝
馬 連 ⑫-④⑦⑧⑨⑩⑬(6点)

 

 

 

藤原 有貴

藤原 有貴

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