競馬 研究ニュース

きさらぎ賞 考察

※重馬場の2017年は除く   

 過去5年のきさらぎ賞で、上がり最速の脚を使った馬は(4010)。ただ、そこまで速い上がりは求められない。一瞬の切れよりも末脚の持続力が大事。

 血統面では毎年と言っていいぐらいディープインパクト産駒が馬券に絡んでおり、2012年、2016年にはワンツースリーを決めている。これに母父ノーザンダンサー系が王道。今回のメンバーで該当するのは⑩カツジ。過去2戦とも中盤に13秒台のラップがあるように底力を問われるような展開ではなかったが、デイリー杯2歳Sはラスト3ハロン12秒4-11秒6-11秒3の加速ラップを外にモタれて甘くなりながら2着。ここでも上位争いに持ち込んでいい。

 ⑨ダノンマジェスティのデビュー戦はスローの上がり勝負。こちらもラスト11秒3-11秒2-11秒0の加速ラップを外に逃げながら楽々と差し切ったように非凡な瞬発力を見せた。ラップ適性という点では少し違うのだが、ポテンシャルの高さでアッサリ勝たれても不思議はない。

 過去のラップ傾向から適性がマッチする馬を探すとすれば、③サトノフェイバーに食指が動く。初戦はスロー逃げなのでそこまで強くは推せないが、3コーナーから12秒2-11秒8-11秒5-11秒6で押し切っており、ロングスパート戦の適性は見込める。古川騎手にはぜひ強気な競馬をしてほしい。

 以上の3頭に紙面のデータ室で選ばれた馬を加えた4頭が馬券対象。ただ、買い方が難しい。正直オッズを見てあまり馬券は買いたくないが、から馬連3点を買ってみる。

text by 小林 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。