4月13日に中山競馬場で行われたJGⅠ第20回中山グランドジャンプはオジュウチョウサンが王者の貫禄を示して圧勝しました。決戦から4日が経った水曜早朝、競馬ブック山下健記者が中山グランドジャンプを戦い終えての感想、レース後のオジュウチョウサンの様子などを親交のある石神騎手に聞いてくれました。

 

山下記者:中山グランドジャンプ3連覇、本当におめでとうございます!結果は②着に大差をつけての圧勝でしたね。

石神騎手:昨年暮れの中山大障害のようにオジュウチョウサンアップトゥデイトによる熾烈な二強対決になれば、ファンの方ももっと喜んで頂けたかも知れませんが、これもまた競馬ですからね。レコードを3秒以上も更新する凄い勝ちタイムが出ましたが、乗っていても昨年の中山大障害ほどは速いという感じがなかったんですよ。もしかしたら、自分自身も時計の速いレースに慣れて耐性ができているのかもしれませんね(笑)

 

 

山下:レースを終えてのオジュウチョウサンの様子はいかがですか?

石神:あれだけのレースをしても、大きなダメージはなく、元気みたいですよ。火曜日に放牧に出されました。順調なら秋は東京ハイジャンプ(10月14日)からの始動になりそうです。

山下:オジュウチョウサンにとって今年の秋はいろいろな記録の更新が期待されますが。

石神:はい、そうですね。史上初の大障害コース6勝目、重賞10連勝に向けて、頑張りたいですね。

 

最後に出た大障害コース6勝目と重賞10連勝について。聞いていて、石神騎手の言葉の端々には力強さが感じられ、この人馬なら達成できる。そんな気持ちになりました。

 

石神 深一(いしがみ しんいち)
 1982年6月3日生まれ。父は元JRA騎手の石神富士雄。01年3月にデビュー。13年8月、新潟ジャンプSをアサティスボーイで制し、重賞初勝利。16年4月の中山グランドジャンプをオジュウチョウサンで優勝してJ・GⅠ初勝利を飾った。16、17年はともに15勝を挙げ、2年続けてJRA賞最多勝利障害騎手に輝いている

 

山下 健(やました たけし)

 1984年生まれ山口県出身。09年に競馬ブックに入社。内勤の業務を行いながら長年、トレセン、競馬場で主に障害ジョッキーに取材を行っている。グリーンチャンネル「教えてVANdaくん!勝ち馬リサーチャー」、「競馬展望プラス関東版」にも出演中。競馬ブックホームページはコチラ

 

 

 

 

 ジャンプ界を牽引し、障害競走の魅力を伝え続けているオジュウチョウサン。とてもファンが多いことでも知られ、中山グランドジャンプ当日はグッズが売り切れになっていました。今後も更なる高みへ駆け上がっていくことが期待されます。週刊競馬ブック誌上でオジュウチョウサンに関する特集や記事が掲載される際は弊社ホームページでも告知して参ります。

 

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