2018年5月のニュース
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5月2日(水)
●サムライドライブが無傷の10連勝
名古屋競馬場で行われた東海3冠レースの1冠目となる第57回駿蹄賞(3歳・ダ1800m)は、1番人気に支持されたサムライドライブ(牝3・愛知・角田輝厩舎)が②着に7馬身差をつけて優勝。サムライドライブは、父シニスターミニスター、母ユニティという血統。これでデビューから無傷の10連勝となった。
●第30回かしわ記念はゴールドドリームが優勝
船橋競馬場で行われた第30回交流GⅠかしわ記念(4歳以上・定量・ダ1600m)はクリストフ・ルメール騎手が騎乗した2番人気ゴールドドリーム(牡5・栗東・平田厩舎)が差し切って優勝。勝ちタイムは1分39秒2(良)だった。②着は6番人気オールブラッシュ、③着は1番人気インカンテーション。
かしわ記念の売得金が12億9,832万1,500円となり、「かしわ記念売得金」及び「船橋競馬単レース売得金」のレコードを更新。(かしわ記念売得金レコードは2016年の12億3,023万800円)同時に1日当たりの売得金額も、26億1,802万5,790円となり、こちらもレコードを更新した。(これまでの1日当たりの売得金レコードはJBCが開催された2010年11月3日の24億4,990万2,400円)
5月3日(木)
●チェスナットコートがメルボルンCに参戦へ
GⅠ天皇賞(春)で⑤着だったチェスナットコート(牡4歳・栗東・矢作厩舎)が11月6日にオーストラリア・フレミントン競馬場で行われるGⅠメルボルンC(芝3200m)に挑戦することが明らかになった。次走は5月27日にGⅡ目黒記念(芝2500m)に出走を予定している。
5月5日(土)
●石川裕紀人騎手が復帰後、初勝利
骨折による休養から4月28日に戦列復帰した石川裕紀人騎手が東京1Rでグリズリダンス(牝3・美浦・相沢厩舎)に騎乗し、復帰後初勝利を挙げた。所属する相沢厩舎の管理馬での勝利にレース後は笑顔がこぼれた。この日は東京3Rでも単勝オッズ87.6倍の7番人気ゲームチェンジャーを勝利に導き、2勝目をマーク。
●サクソンウォリアーが英2000ギニーを制覇
英・ニューマーケット競馬場で行われたGⅠ英2000ギニー(芝1600m)をディープインパクト産駒の日本産馬サクソンウォリアー(牡3・愛国・A.オブライエン厩舎)が優勝。デビューから無傷の4連勝でのクラシック制覇を成し遂げた。主戦のR.ムーア騎手がGⅠケンタッキーダービーに騎乗するため、今回はD・オブライエン騎手が手綱を取った。サクソンウォリアーはノーザンファームの生産馬で母メイビー(母父ガリレオ)。
5月6日(日)
●ジャスティファイがケンタッキーダービー制覇
ケンタッキー州・チャーチルダウンズ競馬場で行われた米クラシック第1冠GⅠケンタッキーダービー(ダ2000m)はM.スミス騎手が騎乗したジャスティファイ(牡3・米・バファート厩舎)が快勝。今年2月のデビューから4戦無敗で頂点に立った。3歳デビュー馬の優勝は1882年のアポロ以来136年ぶりの快挙。管理するバファート師は15年に3冠馬に輝いたアメリカンファラオに続く、ケンタッキーダービー5勝目となった。ドバイ・UAEダービーを圧勝して臨んだメンデルスゾーン(牡3・愛・A.オブライエン厩舎)はスタート後に挟まれる不利が祟り、最下位の⑳着に終わった。
●第23回NHKマイルCはケイアイノーテックが優勝
東京競馬場で行われた第23回GⅠ NHKマイルC(3歳・牡牝・芝1600m)は藤岡佑介騎手が騎乗したケイアイノーテック(牡3・栗東・平田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1分32秒8(良)。ケイアイノーテックは父ディープインパクト、母ケイアイガーベラという血統。鞍上の藤岡佑介騎手はこれがJRAGⅠ初制覇。武豊騎手が騎乗停止となったためケイアイノーテックに騎乗することとなったが、見事にチャンスを結果につなげた。NHKマイルCの売り上げは148億669万6,800円で前年比104.3%。東京競馬場の入場者数は4万9,628人で同99.1%だった。
5月8日(火)
●エピカリスが大井競馬に移籍
2017年UAEダービー②着のエピカリス(牡4・美浦・萩原清厩舎)が大井競馬に移籍すると所属するキャロットクラブホームページで発表された。移籍の理由として、クラス再編成で収得賞金が半額となり、レース選択が困難になることなどが挙げられた。移籍は早くても夏以降になる予定。近日中に中央競馬登録を抹消し、大井・藤田輝信厩舎に登録される予定。
5月9日(水)
●エアスピネルが安田記念を回避
エアスピネル(牡6歳・栗東・笹田和秀厩舎)が6月3日に行われるGⅠ安田記念を回避すると管理する笹田調教師が明らかにした。前走後の疲労が抜け切らないためで、宮城県の山元トレセンに放牧へ出され、復帰は秋以降になる予定。
5月10日(木)
●第32回SⅠ東京プリンセス賞はグラヴィオーラが優勝
大井競馬場で行われた第32回SⅠ東京プリンセス賞(3歳・牝馬・ダ1800m)は今野忠成騎手が騎乗した2番人気グラヴィオーラ(牝3・船橋・佐藤賢二厩舎)が後続を突き放し、7馬身差をつけて圧勝。②着に1番人気プロミストリープ(牝3・大井・藤田輝信厩舎)が入った。勝ちタイムは1分53秒1(不良)。グラヴィオーラは父サウスヴィグラス、母カクテルラウンジという血統。曾祖母にダイナアクトレスがおり、叔父はスクリーンヒーローという良血。前日に施行された第63回羽田盃は1番人気に支持されたヤマノファイト(牡3・船橋・矢野義幸厩舎)が優勝した。
●日本馬5頭が凱旋門賞に登録
JRAは10月7日にフランス・ロンシャン競馬場で行われるGⅠ凱旋門賞に日本馬5頭が登録したと発表した。
登録したのはキセキ(牡4・栗東・角居勝彦厩舎)、クリンチャー(牡4・栗東・宮本博厩舎)、サトノワルキューレ(牝3・栗東・角居勝彦厩舎)、ジャンダルム(牡3・栗東・池江泰寿厩舎)、ラッキーライラック(牝3・栗東・松永幹夫厩舎)。同レースは改修が終わったパリロンシャン競馬場で3年ぶりに開催される。
5月11日(金)
●千葉サラブレッドセールが開催
競馬場を利用して行われる2歳馬のトレーニングセール「千葉サラブレッドセール」が船橋競馬場で開催された。1996年から千葉県富里市場で行われていた「両国3歳市場」が前身で、2003年から船橋競馬場に舞台を移して開催されるようになった。この日、最高値となったのは「カウガールズドントクライの2016」(牡・父ダイワメジャー)で5,616万円(税込み)で㈱ドリームファームに落札された。また北島三郎氏も「アルテシアの2016」を4,536万円(税込み)で落札。上場63頭で売却は56頭。売却率は88.9%で、平均価格は1,436万2,071円だった。
●地方競馬新人騎手が全員初勝利
大井競馬第11Rで吉井章騎手(大井・松浦裕之厩舎所属)がアムールブラン(大井・宗形竹見厩舎)に騎乗し、勝利。これによりこの春、地方競馬教養センターを修了し、デビューした新人騎手全員が初勝利を挙げた。
2018年にデビューした地方競馬新人騎手紹介
5月12日(土)
●ムーンクエイクがレコードで重賞初勝利
第63回GⅡ京王杯スプリングカップは4番人気ムーンクエイク(セン5・美浦・藤沢和雄厩舎)が初挑戦ながら重賞制覇。勝ち時計は1分19秒5。これは12年ミトラがフリーウェイS(1600万特別)でマークした1分19秒6を0秒1上回るコースレコード。
●武英智調教師がJRA初勝利
栗東・武英智調教師が京都10R蹴上特別を管理するタマモアタックで勝ち、JRA初勝利を挙げた。3月の開業から41戦目。
5月13日(日)
●蛯名正義騎手がJRA通算2500勝達成
東京競馬4Rで蛯名正義騎手がジェイケイマッチョ(牡3・美浦・松永康利厩舎)に騎乗して優勝し、JRA通算2,500勝を達成。これは岡部幸雄元騎手、武豊、横山典弘騎手に次いで史上4人目となる快挙。20,592戦目での記録達成で、蛯名騎手はGⅠ26勝を含めJRA重賞で128勝を挙げている。
●第13回ヴィクトリアマイルはジュールポレールが優勝
雨が降りしきる中、東京競馬場で行われた第13回GⅠヴィクトリアマイル(4歳以上・牝馬・芝1600m)は幸英明騎手が騎乗したジュールポレール(牝5・栗東・西園正都厩舎)が優勝。勝ちタイムは1分32秒3(稍重)。ジュールポレールは父ディープインパクト、母サマーナイトシティという血統。馬主は㈱G1レーシング。ヴィクトリアマイルは西園正都調教師、幸英明騎手ともに初優勝。ヴィクトリアマイルの売り上げは153億1,316万4,600円で前年比108.5%。当日の東京競馬場の入場者は40,306人で同94.0%だった。
5月14日(月)
●ジェンティルドンナの3番仔が誕生
2012年の3冠牝馬でGⅠ7勝を挙げたジェンディルドンナの3番仔が、12日にノーザンファームで誕生したことが分かった。鹿毛の牝馬で父は今年、初年度産駒が誕生しているGⅠ6勝馬のモーリス。父母合わせて13冠(海外GⅠ含む)を制しており活躍が期待される。ジェンティルドンナの初子と2番子はともにキングカメハメハ産駒。
5月16日(水)
●堂山芳則調教師が1,500勝達成
門別9Rでツルノシンが優勝し、管理する堂山芳則調教師がホッカイドウ競馬史上初となる通算1,500勝(JRA含む)を達成した。11,254戦目での達成。堂山調教師は1951年1月16日生まれ。1981年4月に管理馬が初勝利。これまで道営記念を含む重賞65勝を挙げている。
5月17日(木)
●スマハマが骨折 全治6カ月
2018年ヒヤシンスS(3歳・OP特別)優勝馬スマハマ(牡3・栗東・高橋亮厩舎)が左膝を故障したことが分かった。近日中に栗東で骨片を除去する手術を行う予定。全治6カ月程度になる見込み。
5月18日(金)
●カラジが豪州で殿堂入り
現役時代にJGⅠ中山グランドジャンプ(中山・芝4250m)で2005~2007年にかけてB.スコット騎手が騎乗し、3連覇を達成したカラジが地元オーストラリアの競馬殿堂入りを果たした。カラジは豪・E.マスグローヴ厩舎の管理馬。4連覇を狙って2008年も来日したが、前哨戦に向けて調整中に右前浅屈腱炎を発症し、そのまま引退となった。通算成績は97戦16勝。
5月19日(土)
●トーセンブレスが挫跖でオークスを出走取消
第79回GⅠオークスに出走予定だったトーセンブレス(牝3・美浦・加藤征弘厩舎)が左前脚の挫跖で出走取消となった。
●C.ルメール騎手がJRA通算800勝達成
クリストフ・ルメール騎手(栗東・フリー)が京都5Rをウインルチル(牝3・栗東・奥村豊厩舎)で勝利し、史上49人目、現役24人目となるJRA通算800勝を達成した。2018年3月4日にミルコ・デムーロ騎手が通算4,541戦目で同記録を達成しており外国出身騎手としては2人目の快挙。ルメール騎手は2002年12月7日の初騎乗から4,390戦目での800勝到達。これまで重賞はGⅠ15勝を含む59勝を挙げている。
●シンボリクリスエス産駒がJRA通算1000勝達成
東京10R是政特別でサトノティターンが優勝し、種牡馬シンボリクリスエスはJRA通算1000勝を達成した。これはJRA史上19頭目。GIは2014年ジャパンC(勝ち馬エピファネイア)など5勝を挙げている。
●レーザーバレットが引退
ダートグレード競走で3勝を挙げたレーザーバレット(牡10・美浦・萩原清厩舎)が競走馬登録を抹消された。今後は乗馬となる予定。レーザーバレットは父ブライアンズタイム、母コンプリカーターという血統。2015、2016年のJpnⅢオーバルスプリント、2015年JpnⅢ兵庫ゴールドトロフィーと重賞3勝。通算成績は40戦10勝。
5月20日(日)
●テイエムオペラオー逝く
2000年に天皇賞を春秋制覇するなどGⅠを7勝し、顕彰馬に選出され、種牡馬として北海道新冠郡の白馬牧場に繋養されていたテイエムオペラオー号(牡・22歳)が5月17日(木)に心臓麻痺のため死亡した。
和田竜二騎手のコメント・・・突然のことで驚いており、大変ショックです。元気そうなうちに会いに行きたかったのですが、なかなか機会がなくて…。同世代の馬が亡くなったというニュースを耳にするたび気にはなっていました。これからは天国から見守ってほしいと思います。
管理した岩元市三元調教師のコメント・・・初めてのGⅠ勝利をプレゼントしてくれた皐月賞が今でも一番思い出に残っています。調教では、乗り手を落として一頭で厩舎に帰ってきたりと、やんちゃなところを見せていましたが、レースでは決して大崩れしない、とにかく強い馬でした。昨年会いに行ったときは元気な姿を見せてくれていました。非常に残念ではありますが、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
●米・プリークネスSはジャスティファイが優勝
アメリカ・ピムリコ競馬場で行われた米3冠レースの2冠目となるGⅠプリークネスS(ダ1900m)はM.スミス騎手が騎乗したジャスティファイ(牡3・米・B.バファート厩舎)がゴール前の接戦を制して優勝。ジャスティファイはGⅠケンタッキー・ダービーも制しており、無敗のまま2冠馬に輝いた。
●馬単で新潟競馬史上1位の払戻金
新潟競馬3R3歳未勝利(ダ1800m)で井上敏樹騎手騎乗した15番人気ノーブルエイム(牝3・美浦・斎藤誠厩舎)が優勝。②着に服部寿希騎手騎乗の8番人気メモリーコバルト(牝3・栗東・湯窪幸雄厩舎)が入り、馬単4→1の払戻金は59万8,490円。これは馬単では新潟競馬史上最高払戻金。
●第79回オークスはアーモンドアイが優勝
東京競馬場で行われた第79回GⅠオークス(3歳・牝馬・芝2400m)はC.ルメール騎手が騎乗したアーモンドアイ(牝3・美浦・国枝栄厩舎)が優勝。勝ちタイムは2分23秒8(良)。アーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。馬主は(有)シルクレーシング。オークスは、国枝栄調教師は2010年アパパネに次いで2勝目。C.ルメール騎手は2017年ソウルスターリングに次いで2勝目。オークスの売り上げは177億1,900万8,100円で前年比110.1%。当日の東京競馬場の入場者は65,677人で同108.0%だった。
●1回新潟リーディングジョッキーは丸山元気騎手
1回新潟開催が終了し、丸山元気騎手が12勝を挙げてリーディングジョッキーに輝いた。丸山騎手にとっては2010、2016年に続く春の新潟3度目のリーディング。
5月22日(火)
●北海道トレーニングセールが開催
JRA札幌競馬場で北海道市場トレーニングセール2018が開催された。2歳馬228頭が上場されて、151頭が総額11億6,985万6,000円(税込)で売却された。売却率は66.2%。最高価格はバンブーエール産駒の牡馬「ブラックカシミール2016」。4,860万円で香港のYEONG HUNG WAEさんによって落札された。また前日、札幌競馬場で行われた公開調教ではホッカイドウ競馬の現役ジョッキーやJRAの元ジョッキー藤田伸二さんも騎乗した。
5月23日(水)
●オジュウチョウサンが平地に参戦
JGⅠ5勝を含む重賞9連勝中のオジュウチョウサンが次走は7月7日に福島競馬場で行われる開成山特別(3歳上500万下・芝2600m)に登録すると発表された。鞍上には武豊騎手を迎える予定。現在、平地では未勝利のため、規定により平地の重賞競走には出走できない。平地で賞金を獲得すれば大レースにも出走可能となる。
●オークス②着リリーノーブルが骨折
GⅠオークスで②着に好走したリリーノーブル(牝3・栗東・藤岡健一厩舎)に右前第1指骨の剥離骨折が判明。全治3カ月以上と診断された。リリーノーブルは既に放牧に出ており、秋は阪神競馬場で行われるGⅡローズS(9月16日)からGⅠ秋華賞(10月14日)を目指すローテーションを予定。
●オブセッションが大腸炎のため死亡
デビューから2連勝を飾り、今年の牡馬クラシック候補に名を連ねていたオブセッション(牡3・美浦・藤沢和雄厩舎)が大腸炎のため亡くなった。所属するシルクホースクラブによると、喘鳴症の症状が確認され、17日に喉を手術。その後、大腸炎を発症し、治療を続けたが、23日に亡くなった。
5月24日(木)
●ゴスホークケン逝く
2007年JpnⅠ朝日杯フューチュリティSを制し、マルターズアポジーの父としても知られるゴスホークケン(牡13)が20日に大動脈破裂のため死亡したとJRAが発表した。ゴスホークケンは種牡馬として北海道・新冠郡の白馬牧場に繋養されていた。
●シュウジが骨折
JRAは2016年GⅡ阪神カップに優勝したシュウジ(牡5・栗東・須貝尚介厩舎)に左第1指骨剥離骨折が判明し、3カ月以上の休養を要する見込みと発表した。
5月25日(金)
●クリノスターオーが引退、乗馬に
2014年GⅢ平安Sなど重賞を3勝し、長らくダート路線で活躍したクリノスターオー(牡8・栗東・高橋義忠厩舎)がJRAの競走馬登録を抹消。今後は日高育成牧場で乗馬になる予定。クリノスターオーは父アドマイヤボス、母マヤノスターライトという血統。通算成績は35戦7勝。19日のGⅢ平安S(⑮着)がラストランになった。
●マインドユアビスケッツが来春、日本で種牡馬入り
ダート短距離でGⅠ3勝を挙げているマインドユアビスケッツ(牡5・米・C.サマーズ厩舎)を社台ファームが購買。来春から社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定。マインドユアビスケッツは昨年と今年のGⅠドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200m)を連覇している。
●ラッキーライラック凱旋門賞見送り
ラッキーライラック(牝3・栗東・松永幹夫厩舎)が登録していたGⅠ凱旋門賞(芝2400m・パリロンシャン)への遠征を見送るとサンデーレーシングの公式サイトで発表された。オークス③着により、9月16日に行われる前哨戦GⅠヴェルメイユ賞(芝2400m・パリロンシャン)の優先出走権を得ていたが、秋はGⅡローズSから始動することになった。
5月26日(土)
●東京・京都11Rがテイエムオペラオー追悼競走に
先日、亡くなったテイエムオペラオーを追悼し、東京11R欅S、京都11R葵Sが「テイエムオペラオー追悼競走」の副題を付して実施された。また、26日から6月10日までの競馬開催日に東京、中山、京都、阪神、小倉の各競馬場で献花台と記帳台を設置。他の競馬場、ウインズでも記帳を受け付ける。
●北村宏司騎手がJRA通算14,000回騎乗達成
東京9R富嶽賞でタイセイスペリオルに騎乗した北村宏司騎手がJRA通算14,000回騎乗を達成。これは史上16人目、現役では12人目の記録
●池江泰寿調教師がJRA通算600勝達成
池江泰寿調教師が東京10R葉山特別を管理するトゥザクラウンが制し、史上89人目、現役14人目となるJRA通算600勝を達成した。2004年3月20日の初出走から3984戦目での記録達成。GⅠ19勝を含め重賞競走で72勝を挙げている。
5月27日(日)
●第85回日本ダービーはワグネリアンが優勝
東京競馬場で行われた第85回GⅠ日本ダービー(3歳・牡・牝・芝2400m)は福永祐一騎手が騎乗したワグネリアン(牡3・栗東・友道康夫厩舎)が優勝。勝ちタイムは2分23秒6(良)。ワグネリアンは父ディープインパクト、母ミスアンコールという血統。馬主は金子真人ホールディングス㈱。友道調教師は16年マカヒキに次いで2勝目。福永祐一騎手にとっては19度目の挑戦で初制覇。父で元騎手の洋一さんも現役時代に成し得なかったダービージョッキーに輝いた。日本ダービーの売り上げは262億9,283万4,800円で前年比105.3%。当日の東京競馬場の入場者数は126,767人で同102.4%だった。3連複52万1,600円、3連単285万6,300円は日本ダービー史上最高額の払い戻しに。
5月28日(月)
●ウエスタンエクスプレス鞍上はクリッパートン騎手に
GⅠ安田記念に出走を予定している香港のウエスタンエクスプレス(セン6・香港・J.サイズ厩舎)の鞍上がオーストラリアのサミュエル・クリッパートン騎手に決定した。短期免許で来日中のヒュー・ボウマン騎手が騎乗予定だったが、騎乗停止処分を受けたため。クリッパートン騎手はオーストラリア出身の24歳。ウエスタンエクスプレスには4度の騎乗経験がある。日本での騎乗は今回が初めて。
5月29日(火)
●2018ヤングジョッキーズシリーズの日程、出場騎手が決定
地方、JRAの若手騎手が全国各地で覇を競う『2018ヤングジョッキーズシリーズ』の日程と出場騎手が発表された。地方競馬からは22名、JRAからは20名が参加。トライアルラウンドは東日本地区が6月19日の船橋競馬場、西日本地区が6月27日に笠松競馬場でスタート。昨年と同様に12月27日の大井競馬場、12月28日の中山競馬場でファイナルラウンドが行われる。詳しい概要、日程、出場騎手等は特設サイトをご覧ください。
5月31日(木)
●ソールインパクトが豪州遠征
ソールインパクト(牡6歳・美浦・戸田博文厩舎)が豪州に遠征予定であることが明らかになった。10月20日のGⅠコーフィールドC(コーフィールド・芝2400m)に出走し、11月6日にフレミントン競馬場で行われるGⅠメルボルンC(芝3200m)の出走を目指す。メルボルンCでは福永祐一騎手が騎乗する予定。
●キタノコマンドールが右前浅屈腱炎に
GⅠ日本ダービーに出走したキタノコマンドール(牡3・栗東・池江泰寿厩舎)の右前浅屈腱炎が判明したと所属するDMMバヌーシーが発表した。診断によると全治1年以上。復帰を前提に北海道のノーザンファームへ放牧へ。また同じく日本ダービーに出走したグレイル(牡3・栗東・野中賢二厩舎)は右第1指骨剥離骨折が判明。こちらは今後、3カ月程度の休養を要する見込み。