2018年7月9~15日のニュース
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7月9日(月)
●セレクトセール1日目から大盛況
北海道苫小牧のノーザンホースパークで「セレクトセール2018」が開催された。1歳馬セールとなった初日は1億円を超える額で取り引きされた馬が23頭。過去最高だった昨年の15頭を大きく上回り2億円を超えた4頭はすべてノーザンファームの生産馬だった。初日の最高額は2億5,000万円で落札されたディープインパクト産駒でサトノアーサーの全弟にあたるキングスローズの17(牡馬)。競り落としたのは㈱ダノックス。
7月10日(火)
●セレクトセール2日間の売り上げは179億円
「セレクトセール2018」2日目となる当歳セールが北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われた。2日目の最高額は2億9000万円で落札されたディープインパクト産駒で現役時代にBCジュヴェナイルフィリーズを制覇した母を持つリアアントニアの2018(牡)。競り落としたのは㈱サトミホースカンパニー。今年のセレクトセールには464頭が上場されて落札率は89.7%、1頭当たりの平均落札額は4311万円でいずれも過去最高を更新。2日間合計の売上は179億3,200万円(昨年は173億2,700万円)。1億円を超えたのは39頭だった。
●武豊騎手がシャーガーカップに参戦
8月11日にイギリス・アスコット競馬場で行われる「ドバイデューティフリー・シャーガーカップ」に武豊騎手が出場する。シャーガーカップは世界各国の12人のトップジョッキーが世界選抜、ヨーロッパ選抜、イギリス&アイルランド選抜、女性騎手選抜(各3人)の計4チームに分かれて競う対抗戦。武豊騎手は世界選抜チームのキャプテンを務める。武豊騎手のシャーガーカップは参戦は3年ぶりでこれが8回目。
7月11日(水)
●ルヴァンスレーヴがジャパンダートダービー制覇
大井競馬場で行われた第20回ジャパンダートダービー(交流GI・3歳・ダ2000m)はM.デムーロ騎手が騎乗した1番人気のルヴァンスレーヴ(牡3、美浦・萩原清厩舎)が優勝した。勝ちタイムは2.05.8(良馬場)。同競走の売得金は16億2,406万1,300円で前年比128%。また同競走施行日の1日あたりの売得金も30億5,579万3,780円でレコードとなった。
●ファンディーナが引退、繁殖入り
2017年のフラワーCで優勝したファンディーナ(牝4・栗東・高野友和厩舎)が競走馬登録を抹消。今後は生まれ故郷の北海道浦河町の谷川牧場で繁殖牝馬になる予定。通算成績は7戦3勝(重賞1勝)で総収得賞金は5,173万5,000円。
7月12日(木)
●宮崎光行騎手が通算2000勝達成
門別1Rでモリノラピス(牝2・北海道・角川秀樹厩舎)が優勝し、騎乗していた宮崎光行騎手が通算2000勝目(JRA含む)を達成した。通算1万3296戦目での記録到達で、ホッカイドウ競馬のデビュー騎手としては史上2人目となる快挙。
宮崎騎手は1984年9月30日にデビュー。同年10月21日に初勝利。2013年の全日本2歳優駿など重賞43勝。
●調教助手が5年間の競馬関与停止
JRAは大津簡易裁判所において偽計業務妨害罪により罰金刑の略式命令を受けた栗東・北出厩舎の調教助手について裁定委員会を開き、「2018年7月12日から2023年7月11日までの間、日本中央競馬会の行う競馬に関与することを停止」と処分を発表した。同助手は4月18日、栗東トレセンの所属厩舎で当該週の競走に特別登録があった競走馬に口かごを付け、同馬の馬房にトイレ用洗剤を染み込ませたタオルを残置するなどして調教師の業務を妨害した。
7月13日(金)
●スカーレットブーケ逝く
ダイワメジャー、ダイワスカーレットの母として知られるスカーレットブーケが北海道日高町の社台ブルーグラスファームで老衰のため亡くなった。30歳だった。ノーザンテーストを父に持つ同馬は栗東・伊藤雄二厩舎から1990年にデビュー。1991年のデイリー杯クイーンCなどを制し、戦績は21戦6勝(重賞4勝)。引退後は繁殖牝馬としてダイワメジャー(GⅠ・5勝)、ダイワスカーレット(GⅠ・4勝)を輩出した。
●GⅠ・3勝ナチュラリズム死す
ナチュラリズムが繋養先のニューサウスウェールズ州メリンゴスタッドで死亡したと現地「Racing.com」が伝えた。29歳だった。ナチュラリズムはニュージーランド生まれで1991年にオーストラリアでデビュー。1992年にGⅠを2勝。同年、GⅠジャパンCに出走し、トウカイテイオーとの叩き合いの末に②着となった。通算成績は34戦12勝。
7月14日(土)
●小崎綾也騎手が通算100勝達成
函館8Rをユアスイスイ(牝4・栗東・安田隆行厩舎)が勝利し、騎乗した小崎綾也騎手がJRA通算100勝を達成。通算1,572戦目での記録到達。
小崎騎手のコメント 「長い時間がかかってしまいましたが、素直にうれしいです。(100勝は)最後の1勝になって意識し始めました。休んでいる期間が長く、馬に乗れない時も何度かあり、馬に乗れる喜びを毎回実感しています」
●平田修調教師がJRA通算300勝達成
函館10Rをクインズヌーサ(牝4)が勝利し、管理する栗東・平田修調教師が現役63人目となるJRA通算300勝を達成した。3,048戦目での記録到達。
平田調教師のコメント 「長い時間がかかりましたが、弟子の藤懸騎手で達成できて、これほど幸せなことはなかなかないです。オーナーをはじめ、応援してくださるみなさまのおかげです」
7月15日(日)
●岩田康誠騎手がJRA通算1500勝達成
函館3Rをナイルデルタ(牡3・栗東・松下武士調教師)が勝利し、騎乗した岩田康誠騎手が史上16人目、現役では8人目となるJRA通算1500勝を達成した。1999年11月7日のJRA初騎乗から1万2,030戦目、地方競馬出身者としては初の快挙となった。
岩田騎手のコメント 「すごい数字だと思います。ここまで勝てるとは思っていませんでした。ひとつ勝つことが難しいのは感じていますが、これからも一鞍一鞍を大切に乗って、ひとつでも多く勝てるように頑張ります」
●庄野靖志調教師がJRA通算200勝達成
函館1Rをロードワンダー(牡2)が勝利し、管理する庄野靖志調教師が現役106人目となるJRA通算200勝を達成した。通算2253戦目での記録到達。この日の中京1Rを管理馬が勝ち、その20分後に函館で節目の勝利を飾った。
庄野調教師のコメント 「開業以来お世話になっている多くのオーナーに感謝しています。200勝までにたくさんの馬たちが頑張ってくれましたし、厩舎スタッフも日々頑張ってくれています」