1:07.0(11.9 – 10.3 – 10.5 – 10.9 – 11.5 – 11.9)
2018年7月1日(日)3回中京2日目。開幕週とあって、朝から時計は速かったです。8Rの3歳500万で芝1200m1分8秒2でしたから、メインは1分7秒前後かしらと漠然と考えたり。それにしてもですよね。前半32秒7は、1分7秒2の決着だった2016年の前半33秒8を1秒以上上回る数字。先行馬にはキツいペースでしたが、ラップ図を見てわかるように右肩下がりの消耗戦。こういったレースではあまり後ろ過ぎても届かないことがよくあります。今回もそういったレースになりました。
アレスバローズはちょうど中団。いつもよりは前でリズム良く運べたことで、直線は外からキッチリと抜け出しました。スタートをうまく出たこと、速いペースで折り合いを心配することなく乗れたあたりが勝因でしょうか。また、このレースは1着から最下位までが0秒9差と1秒もありませんでした。ドンピシャの展開とはいえ、2着と1馬身1/4差は完勝です。川田騎手もテン乗りでいい仕事をしましたね。あと、毎年このレースでは、5代血統表にフオルテイノやトニービン持ち、つまりGrey Sovereign系の血が入っている馬が活躍しています。この馬も母父がトニービンと該当していました。これは来年まで覚えておきたい。
ナガラフラワーは道中ほぼ勝ち馬と同じ位置取り。勝負どころの反応では勝ち馬に劣りましたが、直線半ばで外に持ち出してジワジワと脚を伸ばしてきました。ハンデの恩恵も大きかったはず。セカンドテーブルはハンデ56㎏を背負い、しかもこの速い流れの中を2番手で運んで3着。一番強い競馬をしていたと思います。アサクサゲンキはスタートで出遅れて後方2番手からのレース。直線は大外からグイグイ伸びてきたように上がりはレース最速の32秒9。ただ、前を捕まえるまでには至らず。1番人気のダイメイフジはここ3年で2勝している安土城S1着馬でしたが、まさかの11着。4着馬と同じで位置取りが悪かったですね。持ち時計が1分8秒4でしたし、レース後にM.デムーロ騎手が「ちょっと忙しかった。1400mくらいの方がいい」と語っていたようにスピード不足だったかも。ペイシャフェリシタは出遅れ。仕掛けて位置を取りに行った分、力んでいました。枠も外でしたし、最後はスタミナ切れの格好。
text by 小林
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