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第71回 阪神ジュベナイルフィリーズ 回顧

 

 

2019年12月8日(日) 5回阪神4日

 過去10年の前半3ハロンで、最も速かったのは2012年の34秒1だが、今年はそれを上回る33秒7。勝ち時計1分32秒7は、2006年にウオッカがマークした基準タイム1分33秒1を0秒4更新するレコード。スピードの持続力、地力を問われるレースとなった。馬場は差しも利くが、とにかく逃げ馬がよく馬券に絡んでおり、厳しい流れも考えると、基本的には内を回った方が有利だった。

 レシステンシアはマイルのスピード勝負でその能力を遺憾なく発揮。ファンタジーSもそうだったが、血統的にスピードの持続力勝負に強い。鞍上の北村友一騎手も好スタートから無理に抑えることなく、残り3ハロンで11秒2としっかり加速する強気な競馬をし、後続に5馬身差の圧勝。それでも、何度も手前を替えていたように、まだ余力を感じた。余談だが、同日に行われたG1香港マイルではアドマイヤマーズが快勝し、ダイワメジャー産駒が一日にG1を2勝の大活躍。

 マルターズディオサは課題だったスタートをクリアし、道中は3番手の外。勝ち馬には突き放されたが、叩き合いの②着争いを制した。キズナ産駒の初G1勝利とはいかなかったが、初めて経験するスピード勝負で、この馬の対応能力の高さは十分に発揮できたかと。

 クラヴァシュドールは中団の外めを追走。今日の馬場で大外を回るロスは大きかったと思う。直線はいい脚で伸びたきたが、②着馬に並びかけるまでが精一杯。最後は同じ脚色になってしまった。負けたとはいえ、強い競馬をしている。距離が延びていいタイプだけに、マイルのスピード勝負でこれだけ走れるのは地力の高さ。

 ウーマンズハートは休み明けでプラス14㎏だったが、仕上がりは良好で、馬体増は成長分。レースではスタートから仕掛けて、勝ち馬の後ろのポジション。ロスのない競馬はできたが、思ったほど伸び切れなかった。右回りは問題なかったが、もう少し脚を溜めて運んだ方がいいのかも。ただ、この枠から下げて外を回しても厳しかっただろうし、それは結果論。

 ⑤着には7番人気のヤマカツマーメイドが入った。枠なりでラチ沿いを中団追走。上位には鋭さ負けしたが、直線で外に出すとジワジワ伸びてきた。厳しいペースでロスのない競馬ができたことが大きい。この馬の力は出し切った。

 1.8倍と断然の1番人気に支持されたリアアメリアはまさかの掲示板外。馬自体は良く見えたが、今日のレースで後方から外を回しているようでは厳しいし、今回は初めて経験するハイペース。キャリアの浅さが出た感じ。

 

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。