12月8日に中山競馬場で行われた第12回GⅢカペラS(ダ1200m・3歳以上・別定)はコパノキッキング(単勝2番人気)が優勝。2008年に新設された同レースでは初めてとなる連覇を達成した。鞍上の藤田菜七子騎手はこれが嬉しいJRA重賞初勝利。管理するのは栗東・村山明調教師。コパノキッキングは米国、R・マクドナルド氏の生産馬。馬主は小林祥晃さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
【展開・ペース】 レッドアネラがハナを主張するが、内から1番人気のゴールドクイーンがこれを制して主導権を握る。2頭の直後をヒロシゲゴールドが追走する形。前半の3ハロ
【レース分析】 コパノキッキングを間近で見るのは、今年2月のフェブラリーS以来
「2番手でレースがしたいと考えていたんですが、周りが速くてあの位置から。それでも、いい手応えで回ってこられました。58キロを背負っていましたが、最後は追ってから一歩ずついい脚でしっかりと伸びてくれました。今日は馬に勝たせたもらいました。コパノキッキングと関係者の皆様に感謝しています」と藤田菜七子騎手。これが今年、JRAでの42勝目。2016年のデビューから腕を磨いて地方も合わせた通算勝利数も100勝に王手をかけた。
②着のテーオージーニアスは中1週での出走でも歩様に硬さは見られず、好調をキープしていた。
本命を打ったゴールドクイーンは、パドックではなかなかの好気配。しかし、楽勝だった9月のながつきSほどの行きっぷりではなかった。厳しいペース、展開となるのは想定内だったが。前々走のようなパフォーマンスを発揮することができなかった。
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。