2020年1月19日（日） 1回京都7日
ペースを３分割すると48秒6─50秒8─47秒5のスロー。ラップ的には2018年に近いが、当時の上位３頭の位置取りは３、１、２番手と前有利だった。今年も11番人気で逃げたエーティーラッセンが３着に粘ったように、あまり後ろからだと厳しいレース。勝ったモズベッロの道中は中団のイン。ロスなく運んで４コーナーで勢いをつけて外へ。直線は内にモタれながらも一頭だけ脚色が違った。前走は条件級で④着だったが、前残りをレース最速の末脚で追い上げたもので負けて強し。今回はテン乗りの池添騎手も巧く乗ったが、確実に力をつけているし、京都コースは上手に走る。今後の走りにも期待したい。
②着レッドレオンは直線に向いて前をカットされて、勝ち馬に一気に水を開けられた。まだ瞬時に加速できるタイプでもないだけに痛かった。ただ、５歳でもキャリアはまだ８戦。この馬も今後が楽しみ。
スローペースでもタテ長の展開で、エーティーラッセンはうまくマイペースに持ち込めた。向正面で外からプリンスオブペスカが上がってきたところで少しペースが上がったが、それ以外は無理のない流れ。軽ハンデも味方に一杯に粘り込む。
タイセイトレイルはジャパンカップ以来でプラス14㎏でも太くは見えなかった。序盤は後方からレースを進めたが、途中から中団外めをキープ。勝ち馬と同じような位置取りだったが、勝負どころでの勢いの差は歴然。ここら辺はコース適性の差もあるか。③着馬に際どく迫ったところでゴール。
１番人気のレッドジェニアルは上がりこそ勝ち馬と同じレース最速だったが、あの位置取りからでは⑦着が精一杯。スタートが今ひとつで一旦は追い上げようとしたのか外めに進路を取ったが、すぐに腹を括って内へ。ただ、今日の馬場、流れではさすがに厳しかった。2012年のトゥザグローリーを最後にハンデ頭は勝っていないが、今年も結果を出せなかった。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。