5月1日に東京競馬場で行われた第28回GⅡ青葉賞(芝2400m・3歳・馬齢・小雨・良馬場)は単勝3番人気に支持されたワンダフルタウンが接戦を制して優勝。騎乗した和田竜二騎手、管理する栗東・高橋義忠調教師とも当レースは初勝利。この結果、ワンダフルタウン、キングストンボーイの2頭がGⅠ日本ダービーの優先出走権を獲得した。ワンダフルタウンは北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は三田昌宏さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 タガノカイが17番枠から仕掛けて先制を目指しますが、ノースブリッジが内からこれを制して主導権を握りました。前後半の1000mを比較すると60秒5→59秒4。スローに近い平
休養挟みワンダフルタウンが重賞連勝
【レース分析】 ワンダフルタウン(単勝3番人気)は昨年11月以来の実戦。爪を痛めたことによる休養からの復帰戦でしたが、馬体に太め感はなく、パドックではキビキビ
「枠が良かったのでいい位置で運べたし、ある程度ペースも流れてくれたことでレースがしやすかったですね。手応えほど伸びないのがこの馬のパターンですが、その中でも凌いでくれたように成長を感じる強い内容でした。爪が悪くなってしまいGⅠ皐月賞に間に合わず、GⅠ日本ダービーに出られないかもしれない賞金だったので、トライアルを勝って本番に向かえるのは何よりです。正直、状態としてはまだまだと感じていたので、叩いて良くなるでしょうし、次はもっといい状態で挑めるように厩舎の方々と頑張って馬を造っていきたいですね。本番を楽しみにしていてください」とレース後に和田竜二騎手はコメント。休み明けで重賞を勝つ
幼いが脚力十分キングストンボーイ
キングストンボーイ(単勝1番人気)はまだ随所に幼さが残っていますが、脚捌きはシャープ
レッドヴェロシティ(単勝6番人気)はパドックでは二人引きでも落ち着きがあり、完歩が大き
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。
【データ泣き笑い】 〇前走クラス・・・連対馬の前走を見ると、勝ち馬はGⅢ①着、②着馬はGⅢ④着(0秒4差)。どちらも条件を満たしていた。 〇前走コース・・・今年は阪神→東京組での決着。前走が中山の重賞ではなかったレッドヴェロシティが③着。同組は連対は難しいが、3連馬券のヒモ穴には狙える。 〇阪神2400m組・・・前走が阪神芝2400mの1勝クラス+最速上がりをマークしていた馬が好調と記したが、今年は該当するリーブルミノルが⑩着に敗退。ただ、2016年以降、条件を満たし、連対した馬を改めて調べると・・・ 2016年 ①着 ヴァンキッシュラン キャリア6戦 2017年 ①着 アドミラブル キャリア3戦 2020年 ②着 ヴァルコス キャリア5戦 2021年 ⑩着 リーヴルミノル キャリア10戦 比較的、キャリアの浅い馬が好走していることが分かった。来年は同じ条件に当てはまり、キャリアが6戦以下の馬を狙うようにしたい。
《青葉賞 2016-20》 |