2021年8月15日(日) 4回小倉2日
アールスターが取り消して9頭立て。レースは前半61秒4、後半58秒3のスローペース。ただ、残り1000mから一気にペースが上がり、その分だけ前が苦しくなりました。後方で脚をためて、4角で外を回した2頭のワンツー。前半、後ろにいた4頭が上位を占めました。
勝ったモズナガレボシはまだ3勝クラスに使える身で格上挑戦。これが重賞初挑戦でした。道中は後ろでジッとして、直線は大外一気の差し切り勝ち。展開が嵌まり、無欲の勝利とも言えますが、大金星。ただ、全体時計は同日7R3歳1勝級より0秒1遅い決着でした。
ヒュミドールは人気馬を追いかけて、勝負どころはかなり外を回る形。最後の追い比べで僅かに劣りましたが、ハンデも考えると頑張っています。スーパーフェザーは勝ち馬と一緒で後ろでジッとして、勝負どころは内を回し、ロスを最小限に抑える立ち回り。使える脚が短い同馬にとっては完璧な運びだったと思います。実際に武豊騎手は「狙っていたレースができたと思うし、一瞬綺麗に嵌まったと思ったんだけどね」と。
人気のファルコニアはスローペースで早めに動く形になりました。結果的だけ見ると早仕掛けだったとも言えますが、川田騎手によると「2000mは少し長いかなという印象です」とのこと。同じく人気の一角だったヴェロックスも前にいるファルコニアを追いかける形で、厳しい展開とトップハンデで苦しくなり、最後は無理をしていませんでした。
text by 小林
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