2021年10月30日(土) 4回阪神7日

平均は京都 2021年は阪神

 レースは3枠の2頭が前へ。スタートはセイウンコウセイの方が速かったですが、それを制してホウオウアマゾンがハナ。外からビックインバイオが仕掛けて3番手を追走し、途中からマイスタイルも抑えきれない感じで前へ。マイスタイルは1400mで、多頭数の外枠は楽ではなかったですね。前半34秒1、後半35秒1の前傾ラップ。結果的に差し決着となっただけに、前で唯一粘り込んだホウオウアマゾンの頑張りは評価できます。

 勝ったのは1番人気のダノンファンタジー。道中は中団。勝負どころから外のタイムフライヤーに蓋をされる格好になりましたが、直線に入って相手の脚が鈍ると、すかさず進路を確保。最後の坂に入ってからの伸びは一頭だけ違いました。これで阪神だけで重賞を5勝。その勝ち馬をマークしながら運んだのがステルヴィオ。直線で一瞬突き抜けるかの勢いでしたが、ラストの坂で伸びが鈍ってしまいました。理想は直線平坦コースでしょうか。

 サウンドキアラは枠なりでうまく脚が溜まっていましたが、直線は馬群を捌くのに苦労していました。バラけてからは脚を使っており、着差を考えると惜しい競馬。ルークズネストはスタートで後手。その後もポジション争いでゴチャついて、結果的に勝ち馬の後ろに。ポジションが逆だったら面白かったですが、これも競馬。クリノガウディーは引っ掛かって力を出し切れませんでした。

text by 小林  

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