2021年11月13日（土） 5回阪神3日

平均は京都開催も含む

　阪神は火曜日に14ミリの雨。その後も若干ではありますが、断続的に雨が降り、土曜日の含水率はゴール前10.4、４角10.8で稍重に近い水準。レースは外枠からプルパレイがソロッと出していってハナへ。前半35秒9─48秒7、後半46秒4─33秒8の瞬発力勝負でした。残り800ｍで馬群は一団。勝ったセリフォスは４角で大外へ。新潟２歳Ｓに続いてレース最速上がりで重賞を連勝。外が伸びる馬場とはいえ、上がり勝負を外から捩じ伏せる競馬で勝つのですから強いです。ソネットフレーズは枠なりで運んで、道中は前から３列目で脚をタメながら。直線は外に出したかったようですが、スタニングローズが外にいて出せず、仕方なく逃げ馬の内へ。こちらはロスなく運べましたが、あそこでスムーズに外に出せていれば更に際どかったかも。

　カワキタレブリーは後方で折り合いに専念。直線は馬場の悪いラチ沿いを通って渋太く脚を使っています。洋芝で結果を出してきたように、こういった馬場も苦にしないようですね。プルパレイは一気にギアが上がる競馬は今ひとつでしょうか。Ｍ.デムーロ騎手も「耳を絞って集中していなかった。それで他の馬が来るまで待っていたけど、ヨーイドンで走れるタイプじゃないからね。もっと早めに動ければ良かった」とのことでした。スタニングローズは２番手でも折り合いはついていました。ただ、直線は思ったほど伸び切れず。もう少しジックリといった方が良さそう。あと、データ的にキャリア４走以上は不振。目に見えない疲れがあったかもしれません。

text by　小林　　

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。