2021年12月11日(土) 6回中京3日

 前半61秒1、後半58秒7のスローペース。ただ、残り5ハロンから11秒台のラップが続き、終いの最速ラップが後ろから3ハロン目。レースが速く動いたことで、後続も脚を使わされました。ショウナンバルディは好枠を生かして前へ。先頭に立ってからも何も来ず、手綱を抑えながらのスロー逃げ。アフリカンゴールドがテンから出していって2番手を確保。残り5ハロン標識を過ぎてから前にプレッシャーを与えたことで、ショウナンが動かされた格好です。国分恭介騎手も「ゆったりめの競馬がいいと思っていたのですが、前回はハミを取らず最後伸びなかったので、今日は攻めていきました。ヨーイドンよりは、今日のようにふかしていった方がいいと思います」と。前半の貯金と内有利の馬場を味方に2頭がそのまま押し切った形。ショウナンはこれで中京2000mは①①④③②⑧①着。アフリカンは持ち前のスタミナを生かした鞍上の好騎乗でした。

 シゲルピンクダイヤは昨年②着に続いての好走。道中は中団の前。勝負どころでキングオブコージの外に出していって直線へ。府中牝馬Sでは直線で外にモタれていましたが、今日はハミを換えたことで真っすぐ走っていました。ボッケリーニはシゲルの後ろからでしたが、こちらは直線で内を選択。最後は②着馬の更に内へ。概ね前が詰まることもなく捌けましたし、よく伸びていますが、届かなかったのはハンデ差の分でしょうか。

 キングオブコージは外枠でスタートもそれほど速くありませんでしたが、最初のコーナーで上がっていってアフリカンの外に取りつきました。休み明けで10㎏増と外枠を考慮すれば悪くない内容でした。長いブランクがあった馬、よく走っていると思います。1番人気のアドマイヤビルゴはまさかの⑩着。道中は中団のイン。直線はラチ沿いから追い上げを図りましたが、伸びを欠いてしまいました。コーナーから外にモタれ気味でしたし、今日は力を出し切れませんでした。

text by 小林  

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