2022年4月16日(土) 2回阪神7日

 木・金と雨が降って、当日の含水率は11.0%。先週日曜の10.2%よりは高いですが、ほぼ同じぐらい。その気なら時計が出る馬場だったと思います。ただ、この日は北から強烈な横風が吹いていました。レースは34秒3─24秒2─34秒2で1分32秒7。前週の桜花賞が34秒6─24秒2─34秒1で1分32秒9ですから、ラップレベルとしては上質でしょう。

 ダノンスコーピオンはうまく内に入れてコーナーへロスのない入り。ただ、前のアスクコンナモンダが折り合いを欠いていたこともあり、早々とその外へ。4角では2着馬の後ろを追走と、このあたりの切り替えの速さはさすがリーディングジョッキー。直線で前が少し詰まりましたが、手応えには余裕があり、バラけてから外に持ち出すと一完歩毎に差を詰めて、ゴール寸前で差し切りました。

 タイセイディバインは好位の後ろで手応え十分。位置取りと立ち回りは絶好でしたが、最後は少しモタれて再び右手前に。着差を考えると惜しい内容でした。ただ、短めの距離を使うようになって、以前よりも終いにいい脚を使えています。キングエルメスは最内枠で好スタートを切りましたが、控えて先団のインで折り合いに専念。馬込みで若さを見せていましたが、脚はたまっていましたし、いい経験になったはず。直線に向いてからも前が開いてからはスパッと伸びました。マイルの距離は問題なかったですし、骨折明けでよく走っています。

 ジュンブロッサムはスタートひと息で後方から。馬群が凝縮した残り1000m過ぎには最後方で引っ張りきり。4角で大外に出して直線へ。上がり33秒3はレース最速。ただ、前をいく上位2頭も上がり33秒台の脚を使っている流れでは、ここまで。今日は競馬に参加したのは直線だけ。道中は中団のインでレースを進めていたディオですが、勝負どころは内で包まれて動くに動けず。直線も内の狭いところに入り、今日は全体にスムーズな競馬ができませんでした。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。