2022年5月21日(土) 3回中京5日
1000m通過が62秒0ですから重賞としてはペースは速くありませんでした。その分、上がりは速くなった感じ。京都開催時を含めてレース上がり36秒2は過去10年で3番目(2012年と2020年は上がり36秒1)に速いです。サンライズホープがレースを引っ張り、2番手にダノンファラオ。その後ろに2枠の2頭と先団を形成。勝ったテーオーケインズは引っ張りきりの手応えで好位インを追走。直線で前をいく3頭の外に出すとアッサリ突き抜けました。斤量59㎏でも力が違いましたね。
ケイアイパープルは押して押して外めの3番手を確保。少しズブい面はありますが、流れに乗ってラストの伸びも上々。これまで良績のなかった左回りでの連対確保は収穫。今日のところは相手が悪かったです。メイショウハリオは前回のマーチSがマイナス16㎏。今日はプラス14㎏でしたが、決して太くありませんでした。道中は中団を追走。自身は直線でよく伸びていますが、前の馬にこれだけ速い上がりを使われては厳しいです。同様にスマッシングハーツも不向きな流れを直線だけでよく追い上げました。
スワーヴアラミスは緩い流れもあって、いつもよりも位置を取って競馬ができました。ただ、勝負どころでは前をいくケイアイに置かれる感じで直線へ。その後もジリジリと脚を伸ばしていますが、他の上位陣と比べると決め手の面で劣勢。ただ、休み明けで58㎏の斤量を考えると頑張っています。2番人気のオーヴェルニュは⑥着。道中は勝ち馬の後ろ。手応えも良かったですが、伸び切れず。福永騎手にるよと「盛り返してくれたが、直線は再びキックバックを嫌がっていた。昨年みたいなスムーズな競馬なら力は発揮してくれるが、今日みたいな競馬だと精神面での脆さが目立つね。能力は十分ある馬だけど、うまく力を出せる形に持ち込んでやれないと、その力を引き出せないところがある」とのこと。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。