2024年1月28日(日) 2回京都2日

 今週は土日とも良馬場。レースは前半33秒4─後半34秒3。前半は中京開催時も含めて過去10年で2番目に速い数字。全体に緩いと言われている馬場で、1分7秒7のこの時計は優秀。この速い流れで先行して3馬身差をつけたルガルは強い。好スタートから無理なくハナに行けるぐらいだったが、外から押して押してテイエムスパーダがハナを主張してきたので、2番手から。持ったまま直線に向いてハナに立ち、悠々と押し切った。「ゲートが難しい馬ですが、そこをクリアして、終始手応えが良かったです」と西村淳也騎手。タイトル奪取も現実味を帯びてきた。

 ②着にはトップハンデ58㎏を背負ったアグリが入る。昨秋から差す競馬に脚質転換。今回も中団で脚をためる形だったが、ペースを考えると正解だろう。直線に向いて少し前が壁になったりもした上、今日に限っては相手が悪かったか。エターナルタイムは好位勢の後ろから。直線で間を割って伸びてきた。1200m初体験を考えると、こちらも十分な内容。「1200m、1400mでは重賞レベルの馬」とルメール騎手。②着馬と同様の位置でレースを進めたサンライズロナウドも初距離で適性を示した。内を避けた上位勢と違い、こちらは距離ロスを抑えて敢えて直線内へ。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。