2022年9月18日(日) 5回中京4日
朝一時的に降ったのみで、台風14号接近で心配された馬場は終日良馬場で行われました。レースは前半60秒2─後半58秒3。同日の7R3歳上1勝級が逃げ馬が1頭で飛ばす形で、前半59秒8─後半59秒4でした。3Rでレコードが出た時計の出る馬場、ペースを考えるとパーソナルハイの止まり方は少し物足りなかったです。勝ったアートハウスは好位で我慢させる競馬。力みは見られましたが、うまく脚がたまっていた感じです。勝負どころでも手綱を抑えたままで手応えは十分でした。直線で満を持して追い出すと、反応良く先頭へ躍り出し、そのままゴールに飛び込みました。最後は半馬身差まで迫られましたが、「迫ってきた馬に掴まることはないと思いました」と川田騎手。
サリエラは勝ち馬と同様にテンから仕掛けることはなく、馬のリズム重視で。ルメール騎手によると「最初のスピードが足りなくて後ろからになったけど、冷静に走れていた」とのこと。こちらは後方でじっくりと脚をためる競馬をして、上がりはレース最速の33秒7。これでデビューから3戦すべての上がりが最速になりました。その前で走っていたのが③着に入ったエグランタインです。池添騎手は3角から内を意識した立ち回り。「まだ芯が入ってない感じのなかでこれだけやれてますし、これからが楽しみです」と池添騎手。こちらも終いはいい脚を使っています。ここまでの3頭が秋華賞出走への権利を確保しました。
ラリュエルは逃げ馬の1つ外の枠で2番手から。4角で早くも前に並びかけて直線では先頭へ。最後は上位馬の決め手に屈しましたが、残り1ハロン過ぎまで先頭でよく粘っています。まだラチに頼りたくなる走りですが、確実に力をつけています。3番人気のセントカメリアは⑨着。スタートはひと息で後方から。気性的に出して行きにくいですし、そう切れるタイプではないだけに今回は競馬になりませんでした。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。